12月の11日、12日に京都で行われるR-SICというイベントに参加してきました。

日本で唯一の社会的事業のプレイヤー向け招待制カンファレンスとして2013年にスタートしたイベントみたいです。

今回招待して頂いたので参加しました。
内容はこちら ⇒ http://ridilover.jp/R-SIC/

2日間のセッションでしたが、早かった。
あっという間に終わりました。

運営者、登壇者、参加者の熱量が半端ないですね。

自分の存在がちっぽけに見えるよ。
でもね。それは良い意味で。

特に強く感じたのは、若い世代で(新しい世代20代くらい?)社会的な問題を考えるプレーヤーが増えているっていうこと。

社会的な問題の改善をちゃんと事業に落とし込んで、企業としての利益を考えながら、問題の解決と維持繁栄を模索して戦っています。

福祉は、この領域だよね。
特定分野は公的資金があるから考えなくなってるように思うんだよな。
金にならないけど、やらなくちゃいけない他の社会問題とか知ってると思うんだよね、たくさんの人が。
もっと積極的に社会福祉法人とかがやらなくちゃいけないんじゃないのかな、ほんとはね。やらんと思うけど。

それだけ、この業界も既得権益や利益重視だってことだ。

経営を考えれば自分もわかるけど、安定したものに行きがちだし、イノベーションを起こそうとはしない。
事業として大きくなればなるほど、内部としてのやるべき仕事が増えてくる。
書類関連の雑用とか、起案や手続など上まで持ってくのに手間かかるし。
他にもいろんなことがありすぎて、やる気にもならない構造も多いと思う。

自分もそうだったからな。

何か新しいことやろうとすると、めっちゃ手間が増えて評価もされない。
どの支援がどのように利用者に反映され利益がもたらされたか分かりにくいからね。
いろんな人といろんな支援が複合的に行われるから。
どれが効果をもたらしているか?分かりにくいのもあるよね。
利用者さんの特性によっても変化するし。
それでもやろうとしなかった自分は、まあ何とも言えないのかもしれないのだけどね。

だからこそ、自分で起業して何か変化を促せないか活動してきた経緯がある。

自分の住む田舎では、若くして起業する人はまだまだ少ないんだと思う。
32歳でも若く見られるよね。
都会では大学生が起業する時代でもだよ。
すごいね~、頑張ってるね~と褒められる。
たいしてできてもないのに、図に乗ってくる。悪循環。(俺だけかもしれん。) 
32歳で叱ってくれる人を失った。
そのため、自分自身を律するためにどうするか考えないといけない。

それで考えたのが、すごい人たちに会いに行くことだ。
そうすると、自分がどれだけできてないか再確認することができる。

今回のR-SICでは、その再確認が最大限にできたと思う。
ビジョンやミッション、戦略や手法などまだまだ考えなくてはいけない。

一番すごいと感じたのは、プレゼン力。
自分の事業の魅力を効果的に伝えられるか?
この部分は、福祉関係者は特に弱い部分ではないかと考えてる。(自分を含めて)

障害者のことをみんな知らんでしょ。

どれだけ歴史があるか?
遡ると、聖徳太子が建立し現在もその名が残る「悲田院」などの救済施設があげられる。
1975年、国際連合は身体障害及び精神障害に対する「障害者の権利宣言」を決議。
同宣言では「『障害者』という言葉は先天的か否かにかかわらず、身体的または精神的能力の欠如のために、普通の個人または社会生活に必要なことを、自分自身で完全、または部分的に行うことができない人のことを意味する」と定義された。
現在は、障害者総合支援法が始まり、地域のいたるところで障害福祉サービスが始まっている。

でもほとんどの人が障害者を知らない。
だからこそ対応に困っている。

試行錯誤して伝えようとしてきたのかもしれないけど、でも伝わってないならそれが結果。それを変えていかないといけない。

それと、寄付金だってもっと集められる。
特に考えてないうちだって、そこそこ集まる。

もっと積極的にプレゼンして、資金を集めて事業に消化し、結果を出していけるんだと思う。
その部分をもっと強化していかないといけないと強く感じたかな。
広報だよね。

来年からは特にその部分を強化していこうと考えてる。見せ方ね。

今回参加していたような人たちが、この業界に参入してきたら面白いんだろうな。
すごく期待!

話は変わるけど、 今回ある方と、なぜ福祉はダサいのか?って話で盛り上がった。次はそのことを書いていきたいと思う。

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