最近は個人的なことばっかりでした。
なので今回は少し真面目に。
子どもの学習支援てらこむを4月から開始して3カ月目になりました。
初めはどうなることかと不安ばかりでしたが、皆さんの協力もあり何とか運営できています。
子どもは現在の登録者数で11名。平均して4~6名の子どもたちが来てくれています。
ボランティアさんは、4~7名くらいの参加。
基本的には1対1の指導をしているので、ギリギリなんですけどね。
助けに来てくれているだけでありがたい。感謝以外の言葉はないです。
でも、11名の子どもが来たらピンチの状態に陥ります。
私も協力できますって方は明日にでも来て欲しい。
お願いします!
そもそもてらこむって何?
「子どもの貧困対策」のための学習支援事業で、個々の学習意欲や能力に合わせて、授業の復習や宿題、受験対策等の学習支援、コミュニケーションなどの生活技能訓練、スポーツや遊びを通じたレクリエーションなどの支援を行います。
詳しくは過去記事をみてください。
新サービスのてらこむを4月8日にローンチ。
学習支援事業てらこむを通して、子どもの貧困問題を少しでも改善していきたいという話。
何でやってるの?
子どもの貧困問題は大きくなり貧困の連鎖も問題になっている。
それと貧困者・生活困窮者の支援を行うことで、貧困からくる環境要因を減らし、これからなってしまうかもしれない精神疾患を予防することができるかもしれない。
詳しくは過去記事をみてください。
SMSCが生活困窮者支援を始めるワケ。
貧困者・生活困窮者の支援を行うことで、社会環境要因や心理的要因の改善ができると思っているという話。
貧困状態には、あらゆる複合的な問題が存在する。
ひきこもりやいじめ、虐待やネグレクト、暴力や自殺問題。
一筋縄ではいかない問題を抱えながらも生活しているんだろうと想定はしていた。
やってみてどうだったか?
それらの問題はやはりそうだった。
あらゆる問題をそれぞれが抱えていた。
そのため学校に行けていない子も多かった。
でもこれも想像通り。
だから、学習支援と言っても誰もが安心してこれるような居場所作りを目指してきた。
来れないと何もできんからね。
ひきこもりに対してのサポートはほとんどないし、財政もないからやるところも少ない。
セーフティーネットとしての役割を中心に考えなくてはいけないと。
そういう状態だからね。勉強どころではないんだって思ってた。
信頼関係を築くだけでも半年はかかるだろうとね。
でも1ヶ月を過ぎたころから、少しづつ勉強する習慣が出来てきたんだよね。
ちなみにてらこむは週1ね。これがその様子です。
凄くないかい。
学校に行けていない子たちが、少しづつ勉強をしてくれるようになったんだ。
嬉しいよね。これ以上の喜びはないよ。
これで感じるのは、学校に行きたくないのは勉強をしたくないってことじゃない。
学校っていう環境に適応できないだけなんだって。
学校はあきらかにマンパワーが足りないですからね。
サポートが必要な子はマンツーマンじゃないと支援できないんです。
みんなのサポートがあってか、今では3時間のうち2時間くらいは勉強できています。
勉強以外の時間は何しているか。
みんなで公園で遊んだりしている。
これが1番楽しい。
安心して過ごせる居場所があり、安心して話せる大人がいる。
そういう場所であることが、みんなが来てくれる要因になっているんだと思う。
ボランティア以外にも、市の職員や民生委員・児童委員の方、教育委員会の方など見学とかお手伝いに来てくれています。
ありがたいことです。
とても関心と評価を頂いているので、これからも継続して運営して結果を出していきたい。
【今年の目標として】
・毎回来てもらえるようにすること。
・1人1人と信頼関係を築くこと。
・勉強に対する意欲をもってもらうこと。
・個々の環境改善をしていくこと。
学習支援によって、学力が上がり、進学率が上がる。
これは一番の成果だけど、まだまだその段階ではないと思う。
その段階へ向けた準備を今年度は行っていきたい。
以上。
これ以上の詳しいことについては講演会にて話します。