久しぶりの更新。
そして、ブログのサブタイトルを「人口減少が進行する地方都市から地域福祉を考える」に変更しました。

変更した理由は、今後予定しているみんなの学校プロジェクトの資料を作っていた時に、地元の人口減少問題が改めて深刻なんだということを痛感して、これは何とかしないとな〜と思ったからである。

ちなみに予定していた住民説明会は、特に問題なく無事に終了しました。


稲敷市の人口減少と高齢化問題について

これは住民説明会用で作った資料です。

国立社会保障・人口問題研究所(2018年3月推計)

これを見ると、年々生産年齢人口が減っていくが、高齢者の人口は横ばい。
そのため2045年には人口が2万人減少し、総人口が2万3千人になる見込みだ。

これだけでも致命的ではあるが、高齢化率が50%になるため、1人が1人を支えるという肩車状態にもなる。

私は今38歳なので、2045年には65歳を迎えて、一般的には老後と呼ばれる状態になった時には大変な状態なのだ。

もはや「しゃあんめえ〜。」ではすまないのである。


限界集落になる

限界集落という言葉はご存知だろうか?

限界集落(げんかい しゅうらく)とは、過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になり、冠婚葬祭などを含む社会的共同生活や集落の維持が困難になりつつある集落を指す。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2045年には高齢化率が50%。

ということは、ここまま人口減少が続けば限界集落になってしまうということなのだ。


消滅可能性都市でもある

これはだいぶ前の記事だが、896自治体が消滅する可能性があり、その中に稲敷市も入っているという記事。

有識者らでつくる民間研究機関「日本創成会議」(座長・増田寛也元総務相)は2014年5月8日、2040年までに全国の計896自治体で、20~39歳の女性が半減するとした独自の試算をまとめ、発表した。東北の県庁所在地も含まれ、このままでは人口減少が止まらず行政機能の維持が困難になるという。(朝日新聞:2014年5月9日朝刊)

朝日新聞デジタル

これは、人が住んでいれば都市自体がなくなるわけではなく、自治体の行政機能やサービスがなくなってしまうという話。

これらがなくなるとバスがなくなり、買い物に行けない。病院にも行けない。それらも含めたサービスやお店自体も減っていくという流れになってしまう。

日本の自治体の半数”896″消滅の可能性  ー プレジデントオンライン


不安を煽って何が言いたいのか?

稲敷市はこれから人口減少が進行して消滅します。

だからみんな逃げようぜ!

ということではない。断じて。

この問題について、みんなで必死で考えて乗り越えようと伝えたいということ。

特に若い世代。
自分たちが住んでいる町が限界集落になってしまったら、高齢になってきた時にかなり不便になる。老後の不安も増えてしまうだろう。
それに、帰るべき地元がなくなってしまうというのは、みんな寂しいことだと思うんだ。

だからみんなで考えて、解決していきたいと考えている。

これから行うみんなの学校プロジェクトは、地域の拠点になる高齢・障害・児童を含めた総合的な福祉サービス事業と地域の交流事業を行っていく予定だ。

ここで何を生み出していくのか?

この拠点では、高齢や障害、児童や地域の方が様々な形で出会うきっかけを作ります。
これまで関わることがなかった方々が出会い、相互理解を深め、他人が抱える生きづらさをジブンゴトに変える仕組みを提供します。
そして、地域×福祉の化学変化により、地域課題を地域の人たちで解決し、誰にとってもまちが安心できる場所に変えていきます。

多くの方が安心して過ごせる地域社会の実現を目指して。

市の地方創生戦略はここから始める。

以上。

いろいろ決まってきたら、その都度書いていきます。

住民説明会

説明会、無事終了しました。全員集合!写真です。

ご支援ご協力をお願いいたします。

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