社会人になってから、自分は常に危機感を持っていた。
その原因は、多分バブル崩壊後の就職が困難であった時期(1993年から2005年)に就職活動をしていたからなんだと思う。この時期は就職氷河期と言われていた。
就職氷河期(しゅうしょくひょうがき)は、社会的に就職難となった時期のことをいう。
就職氷河期に該当する世代は一般的に1970年(昭和45年)から1982年(昭和57年)や1984年(昭和59年)までに生まれた1990年代半ばから2000年代前半に社会に出たり、2000年前後に大学を卒業した、現在において40歳前後や30代後半から40代後半を迎える世代のことだとされる。
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大学時代はあんまり勉強せずに、バイトに行って友達と遊ぶのがメインの生活で、一人暮らしのアパートに帰るという行動も少なかった。
なんとなく社会の不安定さを感覚で感じていたんだろう。
就職前には卒業単位・出席日数が少なくて、後輩たちと授業を受けては必死に卒業資格取得と就職活動をやっていた。
めんどくさいと思いつつも、求職活動では10社くらいは受けていたと思う。
その中で受かったのが、最初に入ったスマイルという会社だった。
希望する仕事への就職ができず、就職活動に打ちひしがれて入った会社では、何者かにならないとクビにされるという危機感から、必死に何者かになろうとしていた。
俺にしかできない仕事。俺にしかできない業務。
そういうのは俺に頼まないとな、という状況がなかったら肩をポンポンされると不安だった。
もう一つ大きかったこと。
それは、アメリカ同時多発テロ事件「9・11テロ」。
これは大学生4年の時に起きた世界を揺るがすニュース。あの時のニュースの映像。あの時のニュースを見ていた場所。一緒にいた友達。交わした言葉。
今でもその全てを鮮明に覚えている。
社会はとても不条理で残酷なんだって痛感した。
とても不安定な時代なんだと胸に刻み込まれた。
そういうことが原体験としてあってか、今でも常に危機感を持ち続けている。
というより、無意識に感じてしまうんだと思う。
大企業の経営者でも持っている危機感
少し前にとても共感した記事です。
今や世界一の富豪になったジョフ・ベゾスCEOのアマゾンという会社「いつかアマゾンは潰れる」という未来に驚きの発言をしたというニュース。
以下、引用。
「アマゾンは大きすぎて潰せない存在ではない。実際、私はいつかアマゾンは潰れると考えている」
「いつかアマゾンは潰れる」ジェフ・ベゾス、アマゾンに未来に驚きの発言
「アマゾンは倒産するだろう。大企業を見ると、その寿命は30年程度。100年ではない」
「もし我々が顧客ではなく、我々自身に注力し始めたら、それは終わりの始まり。我々は終わりの日を可能な限り遅らせなければならない」
Business Insider Japan
アマゾンの社長がこんなこと言うとは驚いた。
あれほどの世界を股にかける大企業で、向かう所敵なしのトップがこんなことを言うのかって。
でもそういう危機感をトップが持っていることが、常に先を考えて成長していくことを促しているんだと思う。
進化すること
進化は、環境に適応して変化した個体が生き残る。
獲得形質の遺伝だったり、突然変異だったり、色々あると思うけど俺はわからない。
専門家じゃないし。
ただ、環境に適応していくことが生き残る術であるとは思っている。
そうした場合、現状維持を考えていたら環境の変化に対応できない。
その瞬間に合わせて環境に適応していく必要があるから。
劇的に変化する社会の中で、その変容に合わせていくにはその都度進化していくしかない。
だからこそ、現状の自分を過信したり傲慢だったりするのは変化を促さない。
危機感を持って現状を変えていける、変化を作っていけることが大事なんだと思う。
危機感を持つということは大事なこと
これまでに思っていたこと、作ってきた生活、あたりまえの人生は大きく変わっていく。
与えられた能力や環境は、人それぞれ違うとは思うけれど、社会(環境)に合わせて変化していくには危機感を持つことが大事だと思っている。
危機感を持つことは大事だよって話でした。
以上。
最後にこの本はおすすめです。
amazonつながりということで。
ビジネスを作っていく上で、結構勉強になります。