IT、ICT、IOT、AI などなど。
テクノロジー関連の話題はとても多く、ニュースで見ないことがないくらい進歩が進んでいる。
特にAIの進展が進むと、「なくなるかもしれない仕事」と言われるものも多く、はたして自分の仕事は大丈夫だろうか?と不安に思う方も多いんじゃないかな。
自分は最近、特に福祉×テクノロジーに興味があったので、昨年に東京ビックサイトで行われた国際福祉機器展に参加しました。
会場は写真禁止だけど、写真撮ってる人がそこそこいる。
俺も撮りたい。いいのかな。 pic.twitter.com/xhyadrI8hn— 根本敏宏 (@toshi_ne) October 11, 2018

高齢化が進む中、この産業はますます伸びていくので、各企業さんの力の入れっぷりが凄い。
日々急速に進化していっている感じだ。
特にIT関連、IOTやAIなども機器にどんどん導入されているので、ますます便利になっていくだろうと予測できる。
その中で特に驚いたのが、ケアマネージャーさんのケアプラン作成をAIが行うという技術・サービス。
これは、株式会社シーディーアイ(CDI:ケアデザイン研究所)が開発した「MAIA(マイア)」というケアデザイン人工知能である。


MAIAは、利用者様のADLや要介護認定項目などの状態をブラウザで入力すると、サービスの種類や頻度など、組み合わせのプランを最大で3通り提案するAIである。
プランを変更した際の容態予測や、プランを採用した際に1年後の身体機能がどう変化しているか、という将来予測のレーダーチャートを示す機能もある。
このAIを導入すると、ケアマネージャーがケアプラン作成にかける時間を大幅に削減することも可能になるかもしれない。
いろいろ調べてると、なんと茨城県ではもうすでに昨年から試行事業を開始している。早い。
調べたら茨城では早速試行事業しているのね。
さすがテクノロジー関連の県知事。この分野と茨城は相性がいいかもしれんな。
【介護・ケアプランAI】茨城でも試行事業 都道府県レベルで初 看護職とも連携 https://t.co/SWIIVrTPq7— 根本敏宏 (@toshi_ne) January 20, 2019
ケアプラン作成AIは、まだまだ発展途上といったところだと思うが、データの量がさらに増えていけばケアプラン作成の精度もどんどん上がる。
今はまだ頼りないプラン立てかもしれないが、エビデンスに基づいたプラン作成することができるようになるのも近い未来かもしれない。
その次は、障害者支援の分野での相談支援専門員、計画相談にも実装されるようになる。
AIが進展してもなくなりにくい仕事とされていたケアマネージャーの仕事。
案外、テクノロジーに代わられる日は近いのではないかな。
ただ、今回書きたかったのはケアマネージャーの仕事が奪われますよ。
ということではない。
これからさらに深刻になる労働人口の減少と高齢化の問題。
さらに介護などの福祉分野の人材不足。
自分が抱えている相談支援の件数、また周りの人が抱えている相談支援の件数を考えてみればわかると思う。
ケアマネージャー1人が抱えている相談件数、人数が多すぎるのではないだろうか。
そのため、相談支援やプラン作成・フォローアップ等が疎かになってはいないだろうか?
膨大な書類やケアプラン作成など、AIやテクノロジーに任せられる部分は任せて、利用者さんとの関わりや相談、その他直接支援にかけるべき時間を増やすことが大切だと思うんだよね。
テクノロジーと支援の共存。
AIなどのテクノロジーは、介護や支援業務の効率化に大きく貢献していくと思う。
今後ますます介護等福祉ニーズは高まっていく中で、日本の労働人口は急速に増えることがないのだから、外国人労働者の雇入れを進めていくことはもちろんのこと、AIやIOT、ICTなどなど、テクノロジーを取り入れて支援の質を担保することが、これから取らなくてはいけない福祉の戦略だと思う。
忙しすぎて「もう無理!」ってなってしまう前に、これからはAIなどの技術も利用して、適正な支援を維持していこうぜ!って話でした。
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