2月15日に久しぶりにテレビを見て、良い取り組みを発見。
テレビはあまり見ないけど、あまり関心がないことも一方的に流れてくるメディアも必要なんだな。おかげで地元でもできそうな良い取り組みを発見できたよ。
地域性や地域課題は、場所によって様々なので地元でも取り入れられないかと思って調べてみた。
防犯パトロール犬ってなんだ?
防犯パトロール犬は、愛犬の散歩をしながら、地域の安全のための見守り活動を行うというもので、和歌山県に住む吉増さんが発案した活動とのことです。
散歩の時、犬には目立つそろいのバンダナをつける。(パトロール犬=バンダナ巻いてる。)
飼い主は、散歩をしながら、子どもたちに気を配ったり、声をかけたりするほか、不審なことに気づいたら、学校や警察に連絡を入れるという防犯活動を行っている。
なぜこのような活動が始まったか?
吉増さんが、山犬の子を保護したことが始まりだそう。「もか吉」(通称もか)
もかは、もともとは人嫌いだったが、愛情としつけによってセラピー犬へ成長する。
紀の川市で小学5年生の男の子が殺害された事件。吉増さんの子どもたちが通う福島小学校の校区でも、不審者情報が出回ることもあった。一方、登校時の子どもたちの交通安全など見守ってきた地域のボランティアは高齢化し、数も減っていく。吉増さんも、もかを連れて朝の通学路に立つようになった。この経験から、「犬を飼っている人は、必ず散歩に行く。それを地域の見守り活動に活用できないか」と考えるようになり、パトロール犬構想が生まれた。
YAHOO!ニュースより
愛犬の散歩が日課だったなか凄惨な事件が起こったことで、このパトロール犬構想が生まれたとのことだ。
小さなActionから大きな広がりへ。
アイデアに共感した自治会長を巻き込み、地元警察もこの活動を支援。パトロール犬も最初は7頭だったのが、80頭まで増えた。
パトロール犬を実施している地域では、子どもが知らない人に声をかけられるなどの不審者情報は、今のところ一件もないらしいね。素晴らしい。
この活動の凄いところは、取り組みが評価されて地域や警察が連携する事業になったこと、それに自治体も加わり、全市でできるように市役所も後押ししてくれることになったこと。
なかなか公的機関を動かすことは難しいからね。
とても評価されていたんだろうなと思う。
防犯という地域課題を解決するために、「犬の散歩×防犯」犬好きなら参加しやすい取り組みへと落とし込んだからこそ広がっていったんだろうと思う。
地域課題の改善は、住民のみんなが取り組みやすい形で、生活の日常の片隅にグットアイデアがあるのかもしれない。
「自分だってできるかもしれない。」と思わせてくれる良い事例なんじゃないかな。
しかも、この活動は市内全域だけには収まらず、他県にまで広がっているみたいだ。
ちなみにお隣の千葉県にも広がっている。
千葉県の「わんわんパトロール運動」(チイコミ)
もしかしてと茨城県で検索したらなかったので、まだやっているところはないんだろう。
茨城県こそこの取り組みを行うべきだ
茨城県はここ最近まで、犬の殺処分頭数が10年以上ワースト3位内だった。
そのため「県犬猫殺処分ゼロを目指すプロジェクト」として大幅予算増を計上し、啓発活動や対策を強化したことで、ワースト7位にまで減少した。
犬殺処分ワースト7位 茨城県、17年度(茨城新聞)
取り組み自体は評価できるだろうし減っているのは良いことだが、まだまだ改善しなくてはならないなと思っている。
見守り活動を行なってくれるボランティアさんの高齢化は目立って見えてきている。
稲敷でもそうだが、他市でも同じ状況じゃないだろうか?
そして茨城県は犬の殺処分数が多い。
活動を始めた吉増さんのように、保護犬を引き取って、地域の見守り活動(パトロール犬)をする人が増えれば、地域の防犯と犬の殺処分という県の課題はもっと改善していくかもしれない。
犬の殺処分の減少と地域の防犯。
この取り組みは、自分とこでもやっていきたいな〜と思う。
