これまでもみんなの学校で行う事業について書いてきた。
ただ事業について詳しく説明していなかったせいか、最近「高齢者福祉サービスの何をやるの?」「居宅介護支援もやるの?」というような高齢者支援についての質問を受けることが増えた。
このプロジェクトが新聞や市の広報などなど、たくさん取り上げていただいたことにより、様々な方々に関心を持っていただけているのかな?と嬉しく思うと同時に、質問にもある高齢者福祉を始める意味について、もう少し詳しく書いていく必要があると思ったので、書いていこうと思う。
みんなの学校では高齢者福祉をなぜ始めて、どうしていきたいのか。
その活動内容などなど。
高齢者福祉をなぜ始めるのか?
これはなんども書いていることではあるけど、みんなの学校プロジェクトは、高齢者・障害者・児童など総合的な福祉サービスと地域の様々な人が交流することができる、多世代・多属性交流型がメインだということが1番の理由。
その他にも、うちはこれまで障害者の支援を中心に活動してきたけど、サービスを利用する利用者さんの高齢化が課題になってきている。これはうちに限らずのことだと思うけど。
障害者や高齢者それぞれ専門に特化しているからこそ、他の属性を受け入れづらい状況も多くなってきていると思う。
うちは介護だから、知的系だから、精神系だからなどなど、受け入れづらい状況は多々ある。
なので、スムーズは連携や橋渡しが難しい。
でもそれらの専門スタッフが集まり、分野の超えた連携が内部でできるとしたら。介護のケアマネと障害の計画相談員が内部で議論して支援を考え、利用者さんを交えて計画していけたらより良い支援ができると思う。
なおかつ、それが一ヶ所でできることで、相談のたらい回しを防ぎ、団体内での支援が提供できればよりスムーズになる。とても利用者さんにメリットが大きい。
もちろん他機関と密に連携していくことは大前提の上ですけどね。
その他にも児童と高齢者支援を一緒に行う(共生ケア)ことで、それぞれに良い効果があることは分かっており、厚労省も共生型を推進している。
実際、高齢者支援をしていれば分かるが、子どもとの関わりが高齢者の精神面に与える影響は多大だ。自分もデイサービスで働いていた時に感じたけど、子どもと関わるシニアの喜びは大きいものだった。
それが多世代に広がれば、お互いの役割を保管してできないことを助け合い、相互に良い効果が得られると思っている。
まだまだいっぱいあるが、長くなるのでこの辺で。
活動内容について
みんなの学校で行う高齢者支援については以下のサービスです。
①居宅介護支援
介護が必要とされる方、または家族の相談や要望に応じて介護サービスの利用計画を作成します。その計画に沿って適切な介護サービスの提供者・事業者との調整を行います。
②通所介護(デイサービス)
日中デイサービスセンターなどに通い、食事、入浴、その他の必要な日常生活上の支援や生活機能訓練などを日帰りで提供するサービスです。利用者さんの心身機能の維持向上と、利用者の家族負担の軽減を図ります。
みんなの学校は基本的には、みんなが通う場所になります。そのため、福祉に関しては通所系のサービスのみを行います。
今後、これ以外のサービスを始める予定はあります。
高齢者支援をどうしていきたいか?
これから市内は高齢化が進んでいく。市内にはデイサービスでも19ヶ所あるが、これからはそれ以上に必要なニーズがあるので、それに対応できるようにしていきたいと思うのが一つ。
また自分は市内の生活支援コーディネーターとして、シニア世代の居場所作りやサポートのマッチングを行なっている。その中で各地域単位でのサロン作りやボランティア連携をやっていて、これからは介護保険に頼りすぎない地域社会づくりを推進する活動をしているところだ。
生活支援コーディネーターの過去記事
生活支援コーディネーターになりました。
新たな仕事を行うのでそのご報告です。
人生100年時代。
健康寿命を延ばし、介護に頼らなく元気に過ごし、必要があった時に必要な分の支援を提供する。そんな生き方が地域でできるようにしていきたいと思う。
また福祉の人材不足の改善。
これからはますます働く人が減っていくので、働く人の確保がこれから経営者にとっての1番の課題になっていくと思っている。
それを改善するには、各事業所がどれだけ魅力的な職場かどうかが鍵になる。なので、廃校を利用してエモいプロジェクトに仕上げかったというのもある。一時的な戦略として。
(それ以外にも今後は外国人雇用やテクノロジー化も考えてます。)
福祉の仕事のイメージって良くないよね。
キツくてツライというイメージを払拭していきたい。
福祉って楽しいよね!カッコいいよね!なんかいいね!
みたいに、これまでのイメージを払拭していきたいんだよね。
そうならないと、本当に働き手がいなくなっていってしまうからね。
他の事業所で働くか?みんなの学校で働くか?
選ぶ時のポイントとしてみんなの学校選ぶっしょ!
やっぱり。
そういうイケてる雰囲気をだしていきたいんだよね。
話が逸れたな…。
でもそういうことです。
