今月8月1日に茨城県より「みんなの拠点いなしき」の指定を頂くことができた。
みんなの拠点いなしきは、障害者の日中サービス支援型のグループホームと短期入所の2つの障害福祉サービス事業を行う場所だ。
まず日中サービス支援型のグループホームは、障害者の重度化・高齢化に対応するために、障害者の状況や体調などに応じて24時間対応するグループホーム(住む場所)。
そして短期入所事業は、自宅で暮らす障害者の家族が、どうしても都合が悪くて(冠婚葬祭や通院等)自宅にて見守りができない時、一時的に事業所へ泊まる事ができるサービスのこと。
この2つの事業をメインに展開していく。
障害のある方の支援をする場所なのに、なんで「みんなの拠点」と名付けたか?
それは、この場所も「みんなの学校」と同じように、子どもからお年寄りまで様々な方が集まり、関わり、過ごせるような場所にして行きたいと思っているから。
ただみんなの学校を始めた昨年、そして今月と、コロナのまん延防止対策による緊急事態宣言を国が発令し、茨城県もまん延防止対策を進める中、多様な人たちが集まり交流するという事業はとても相性が悪い。
なので、予定の20%くらいしかできなかった。
(子どもたちに音楽を届けるプロジェクト、ボードゲームカフェや認知症カフェなど、いろいろとやってはいたけど。)
本当はね。
学校内では児童・障害・高齢者の福祉サービスが行われ、体育館やグランドでは地域住民が運動や散歩したり、教室では住民主催の講座や勉強会・イベントが行われている。音楽室では未来のYouTuber、TikToker達が音楽やダンスの練習をし、図書室では将来の夢に向かって本を読み勉強する大人や子どもたちがいて、視聴覚室ではEスポーツの大会が行われている。
そして、みんなそれぞれの場所でそれぞれの活動をした後は、カフェで休憩していろんな人と交流する。
そうなる予定であった。多分。

それができなかった。
まだまだ現状は、コロナ終息も見えないので、理想的な形は取れないけど、その時が来たらできるようにしていくために。
そしてここでも同じような活動をしていくために「みんなの拠点」とした。
元々は高齢者の施設だったんだけど、うちが借りて障害者の事業所とした。
真ん中にある正面玄関から右手が住む場所のグループホーム。左手が日中活動出来るデイスペースになっている。
このデイスペース部分を地域の方とのイベントで使ったり、場所を貸して講座や勉強会を開いたり、ボードゲームカフェやったり、子ども食堂やったりして行きたいと思っている。

いつから出来るとはっきり言えないけど、そういう複合施設にしていく予定だ。
オンライン化が様々なところで進む中、それでも人と人の画面越しじゃない触れ合いや関わりが必要だと思っている。
なのでこの思い活動は諦めません。絶対に。
8月1日から事業所は開設したんだけど、開設までも急ピッチ、そして安定した事業へと変貌させるにも急ピッチでやっていくので、まだまだスタッフが足りません。
そのため、スタッフを募集しています。
ぜひ下記のリンクを覗いてみて。
https://en-gage.net/npo-smsc_jobs
児童・障害・高齢者と分野に捉われない「みんなのための福祉を。」提供して行きたいと思っています。
と、これを書いている今は夜勤中。なので眠い。
社会福祉法人を設立したのは先月、そして拠点開設は今月。
SMSC設立当初みたいなスタートアップ感がめっちゃ大変ですが、これからの未来の広がりを考えるとめっちゃ楽しい。
40才過ぎてもまだまだワクワクが止まらない。