コロナショックによる緊急事態宣言が発令され、4月7日から5月6日まで外出自粛が要請された。
日々、テレビやネットではコロナ関連のニュースばかりで感染者数に一喜一憂し、自粛時間の使い方や、マスクや消毒などの購入に物の買い占めなど、必死になっている人も多いと思う。
まあ、うちも調達には必死でいるけど。
3密を防げとネット上では一般人の自主警察も現れたりもしているらしい。
なんて世の中だ!
やっと4月末になって自粛生活ももう少しと頑張って堪えていた人も少なくないと思う。
でもどうやら5月末まで自粛期間が延長される見通しみたいだ。
そんな中で最近ぼんやり考えているのは、ポストコロナ時代に法人としてどう向き合い、福祉サービスをニューノーマルに適応していくかについて。
(最近、ポストコロナとかニューノーマルとかいろいろ言われているので使ってみたかっただけです)
今回、新型コロナウイルスが世界的にパンデミックとなり、それも長期化して被害も多いことから、これからの社会の大きな変化を予想している人は多いんだろう。
自分もコロナのワクチンが開発され、または抗体検査や管理社会の到来などなどの理由で、コロナショックの収束は来るだろうと考えてはいるが、未知のウイルスの怖さを痛感させられた今、コロナ前の社会に戻る気がしないんだよな。
どこがクラスターになるか分からない、発生経路も分からない。そういうウイルスが今後もあることを予想すると、これからもリスクを抑えて3密に注意した生活が必要になるだろうと思う。
コロナ前に海外旅行に行かなかったことをただただ後悔している…
でもそうなってくると、うちがメインで行っていこうとしているみんなの学校プロジェクトはとても相性が悪いのだ。
「3密」とは
1.密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、 2.密集場所(多くの人が密集している)、 3.密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる) という3つの条件のこと。
厚労省リンク https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#kokumin
そもそもみんなの学校プロジェクトは、廃校になった学校を利用して、高齢者・障害者・児童など総合的な福祉サービスと地域の様々な人が交流することができる、多世代・多属性交流型の地域生活拠点事業だ。
茨城県稲敷市と廃校を活用した多世代・多属性交流型の地域生活拠点事業について協定を締結しました。
招待者 : 根本敏宏
これは学校を拠点として、様々な人たちが交流して関わり合うことで、互いの課題を知り、ささえあいの変革を生み出そうとした取り組みなのだ。
なので、密集場所であり、密接場面。広くて換気はいいので密閉空間ではないのが救い。
でも2密にはなってしまう。
コロナウイルスによってこういう形で出鼻を挫かれるとは思ってもみなかったよ。
想定外のことだけど、それでもこういうことは今後も起きるだろうし、ニューノーマルに適応したプロジェクト・サービスに変化させていくしかないってことだ。
ただコロナのおかげで生まれた効果として、法人全体の感染症対策への意識や対策、それらに免疫がついたこと。
これは収束した後も現状を継続すること、またさらに高めることを意識した取り組みができるだろうと思う。
それと、インターネットを多用したテクノロジー化を進めていきやすい。
というより進めていくしかない。
これまでも自分がそっち関係が好きだから、クラウド化やICTなどのサービスをいろいろ利用してはいるが、もっと進めていく必要があると思っている。
今回はコロナのこともあり(学校への引越しのせいもあるかも)、WEB会議も始めた。これは便利だし、感染を防ぎつつ仕事もできるから、市の協議会とか他機関とのケア会議とかにも導入していきたい。うちが率先してこれは押していきたいと思う。
その他にも新たなサービスはどんどんできるだろうし、ロボットも利用していく必要がある。福祉であってもリモートできるところはリモート化もしないといけない。
社会がデジタル化していく中で、福祉サービスもデジタル化できるところはよりしていかなければならないと思っている。
落合さんが言っていたデジタルネイチャーが一気に進むんだろうな〜。
などなど、
考えなくちゃいけないことややらなくちゃいけないことがたくさんあるのだ。
ただ、みんなの学校プロジェクトの今後の落とし所とか生活支援コーディネーターで行っているサロンづくりとか、ポストコロナに向かない状態のものをどうニューノーマルに適応していくのか?
まだまだ、悩んでいる段階で今後のビジョンを描けていないし、とりあえずの答えも見つかってないんですけどね…