子ども食堂を開催しました。

長年お休みしていた子ども食堂。
2022年9月24日土曜日に復活しました。

始まりとして。

まず、仲良くしてもらっている高須ファームの高須さんより、子ども食堂に豚肉を寄付したいという話があった。

「茨城県のブランド豚【常陸の輝き】なんて最高じゃん!これは再開するしかない。」

ってことでノリで再開を決意。急遽やることを決定した。

そこから急いでイベントを企画し、食材提供者とボランティアを募る。合わせて稲敷市社会福祉協議会の助成金も申請。どれもみな予定通りに集まり開催が決定したという流れ。

せっかく始まるので、今後も継続的に開催していく予定です。
今の計画では2ヶ月に1回やっていきます。

子ども食堂は、最近作った SAKIGAKE という団体の table cloth という事業で行っていきます。
今後も。


table cloth は、新たな出会いや交流を生み出すために「みんなの食卓」を提供するイベント事業。
料理から食事まで、「みんなで一緒に作って、一緒に食べること」を通じて、これまでつながりの希薄だった人たちの交流を促進し、交流からつながる社会の課題解決や、協働した取り組み、新たな活動の機会を創出します。


子ども食堂の実施報告。

日時令和4年9月24日(土)8:30~13:00
10:30 ~ 集合、挨拶
10:45 ~ みんなで調理
11:40 ~ みんなで食べる
場所みんなの学校いなしき(稲敷市曲渕3-1)
参加者子ども 17名  ボランティア 16名  運営 2名
参加費無料
寄付者高須ファーム、阿久津ファーム、上野牧場、根本
運営者主催 SAKIGAKE
共催 社会福祉法人蒼天
共催 常陸の輝き推進協議会、高須ファーム、新利根共同農学塾農場

今回、みんなの学校での開催が初めてだったので、物の配置ややり方などスムーズな流れでできなかったので時間が押してしまっていたというのが反省点。

ただ、子どもたちも楽しんで料理の手伝いをしてくれて、みんなで食べている時には、大人も子どもも笑顔で楽しそうに食べていたので、やって良かったな〜と思う。

ボランティアさんも、また手伝いたいって言ってくれた方も多かった。

みんなが忙しい社会だからこそ、家族団欒で食卓を囲むというのは減っているのかもしれない。
(うちもそうだけど。)
でも、みんなで一緒に食べるというのは、やっぱり楽しいし必要なことだと思うんだよね。
今回久しぶりに開催してみて、あらためて必要な活動だなと感じました。

たくさんの参加者、そして支援者の方々のご協力のおかけで無事に開催できました。
ありがとうごいます。

そして、また今後ともよろしくお願いします!

活動写真

地域のつながりやコミュニティの希薄化を解決していくには運動会が必要だ。

今は遠い昔、多分俺が小学生だった頃の話。

市町村合併前の小さな村では村民運動会が行われていた。

様々な競技を地区対抗で競い合い、優勝地区を決める。

うちの地区ではムカデ競争とか玉入れとか野球とか運動会までに練習していた記憶が片隅にある。(記憶は曖昧だけど)

自分は小さかったから、親父に連れられて練習を見に行っていた。

そうそう、夜の小学校ではママさんバレーと呼ばれる競技の練習もやっていたから、子どもながら夜の外出が嬉しくて、一緒に参加していたこともある。

今では、そういう運動会やママさんバレーがなくなり、子ども会やゆさんこうなどなど、いろんな地域の集まりがなくなってきた。

大人へと成長していく中で、ご近所付き合いとか地域のしがらみみたいな関係性が嫌になってきていたから、徐々にそういうことがなくなっていくことにむなしさとかは全然感じなかった。

だけど、子どもが産まれて父親になったことや、より地域に密着した福祉を行うようになってきたことで、運動会とか消防とか子ども会とかの活動が地域のコミュニティ作りには必要なんじゃないかなと今は感じている。

個人の仕事として、市内全域のささえあい活動やコミュニティ作りの促進を行う生活支援コーディネーターという仕事を市から委嘱され、共助の仕組みづくりを行なっている。

その仕事のなかで、市内の各地域のシニアを含むいろんな方々と話す機会も多いんだけど、「運動会がなくなって、地域や近隣の人との関係が少なくなった。」と言う人がとても多い。それは、合併前の各地域でも何人もの人が同じことを言っているんだよね。

それで運動会について少し調べてみたら、お隣の河内町の古い広報誌がヒットした。
(1984/11/15 発行)

http://www.town.ibaraki-kawachi.lg.jp/data/digital_archive/1616833967_doc_4_pdf

「コミュニティ作りに一役」と大々的に運動会を取り上げている。

今より濃厚だった(感覚として)ご近所付き合いがある地域社会でも、運動会などの活動は、まちづくり、コミュニティ作りの重要な役割として位置付けられていたのだ。

なくなったことを寂しく感じてる人も多いから、実際にコミュニティ作りに役立っていたんだろう。

と、ダラダラと話は長くなってしまったけど、

ここで言いたいのは題にも書いたように、これからの地域の支えあい活動を構築していくためにも運動会が必要だって話だ。

地域にはいろんな人が住んでいる。

自分と合わなくて距離を置いている人もいるだろう。

でも、めんどくさい地域のしがらみを許容した先にしか、ささえあいの文化、地域にならないのではないだろうか?

ささえあいの文化は、そのしがらみを乗り越えて、共に何かを作り体験を共有することで生まれていくと思う。

お互いに違いを知り、理解を深めることで、助け合いが生まれる。
また、完全に理解できないし、好きにもなれないって人でも、しがらみがあるから「しゃーない、助けるよ。」って、暗黙の了解でささえあいが生まれる。

思い出してほしい。
好きではない人たち、好きではないイベントでも参加することで、そこで助け合いが生まれていたことを。それは個人の好き嫌いで参加をするか決めていたら、得られない体験なのだ。

現代的に言うと、ネットニュースを見るだけでなく新聞を見ること、ユーチューブを見るだけでなくテレビを見ることに近い気がする。

そういうささえあいの地域づくり、言い換えれば「しがらみの再構築」が1番の解決策が運動会なんだと思うのだ。

うちは学校で荷物を置くスペースもあるし、グラウンドもある。

なので、村民運動会なるものを復活させていきたい。

法人のメイン事業として福祉を行なっているから、彼らの登場も合わせて、それこそ「みんなの運動会」にしていきたい。

村民運動会の復活、そしてみんなの運動会へ。

運動会の開催に向けて、いろんな人の協力が必要です。みなさんに声をかけるかもしれないので、声をかけられた方は、めんどくさいと思いつつも、これがしがらみかと諦めて手伝って頂けると嬉しいです。

参加したいと思ってもらえる方は、是非ご連絡を下記までよろしくお願いします。

最後に、「ささえあい」とか「しがらみ」とか連呼しましたけど、これはある意味刷り込みの一種であり、ささえあい活動の一つですww

稲敷市と稲敷市いのちとこころの相談支援事業協力協定を締結しました。

令和2年11月12日(木)16:00に稲敷市役所にて行われた「稲敷市いのちとこころの相談支援事業協力協定締結式に参加しました。

稲敷市いのちとこころの相談支援事業は、自殺をする危険性が高い者(自殺未遂者等)を早期に発見する体制を整備し、自殺未遂者等及びその親族等に対して適切な支援を行う事業のこと。

以下、茨城新聞の記事がわかりやすく書いているので引用です。

2020年11月16日 茨城新聞

自殺を試みた人を救うため、警察や自治体、民間が連携する取り組みが稲敷市で始まった。自殺未遂者の連絡先や名前を市の窓口「こころの相談」に集め、法律や労働、心の問題などの専門機関につなぎ、相談者のケアを強化する。警察や消防と自治体が組織の壁を越えて個人情報を共有するのは県内初と言う。新型コロナウイルスの影響で経済的な困窮や孤独に悩む人が増えて自殺のリスクが高まる中で、命を救うリレーづくりが動き始めた。

【茨城新聞】稲敷の官民11団体 自殺未遂者の支援連携 情報共有、ケア強化へ

社会面で大きく、そして内容もわかりやすく書いてくれているのでとても嬉しい。


【支援の流れ】
消防、警察、保健所、医療機関等
    ↓
稲敷市「いのちとこころの相談」
    ↓
各専門の支援機関

簡単に言うと、自殺の危険がある人の情報を市に集めて、各専門の支援機関へ繋げてフォローアップしていくというもの。

◯関係機関
稲敷市を管轄する稲敷警察署やいなほ消防署のほか、市内の医療機関、NPO法人など計11団体が参加。

こうやって書いてみると、なかなか大きな取り組みだなんだけど、ここまで来るのに実は5年かかってるんだよね。


取組の発端は5年前くらい。
稲敷市議会の一般質問で竹神議員から稲敷市の自殺対策についての質問があり、稲敷市自立支援協議会内に自殺対策を検討するライフサポーター部会が設置された。

過去ブログ

そこで検討されていたことが自殺予防プロジェクトとして始まり、茨城県の自殺未遂支援・連携体制構築事業へと発展した。

それが、今回のいのちとこころの相談支援事業に繋がっている。
最初から関わっていた身としては、ここまでに発展したことがとても感慨深い。

嬉しい。やったー!

と言う感動は置いといて。

先駆けて始めたという成果は出せたが、自殺対策はここからが本格的なスタート。
気を引き締めてやっていこうと思う。

最後に稲敷警察署長の言葉が感動したので引用します。

「私は友人を自殺で失った。アドレス帳には連絡先が今でも残っている。自殺を減らすため、この取り組みに魂を入れていきたい。」

稲敷警察署 署長の言葉


そう、魂を入れていきたい!

ボードゲームCaffeを開催しました。

先月、みんなの学校いなしきでの初の地域交流イベント「ボードゲームCaffe」を開催しました。

ボードゲームCaffeは、茨城県社会福祉協議会の茨城県ボランティア・市民活動推進事業の開発的・モデル的事業として採択された事業で、来年の3月まで毎月第3土曜日14:00〜16:00にみんなの学校いなしき(稲敷市曲渕3−1)にて開催しております。

4月20日に学校に引っ越ししてから7ヶ月が過ぎた。
この間、想定外のコロナショックによって、オープニングイベントも学校の地域開放もできなくなってしまった。

みんなの学校は、福祉と地域が交わる交流施設。
交流がメインだからね。
飛沫、接触感染によって拡がるコロナウイルスはうちの事業ととても相性が悪いのだ。

いつになったら、当初想定していた形で開放できるかは、まだわからない。
それでも、できるところから再開していかないと何も生まれないからね。

今後もコロナ対策はしっかりとしつつ、徐々に地域交流イベントや施設の地域開放をしていきたいと思います。


ボードゲームCaffeの様子

10月17日(土)のボードCaffeの様子です。

当初は定員20名で考えていたけど、ソーシャルディスタンスを考えると、15名くらいがちょうどいいかもしれない。(今回の参加は16名でした。)

イベントには多様な方々が参加してくれて、各グループごとに様々なボードゲームを楽しまれていました。
子どもたちだけでなく、大人も一緒になって大きな声を上げて楽しんでいる姿はとても印象的。特に事故やトラブルもなく、盛況に終えることができたから大成功です。

次回からは、さらに新しいゲームも投入していきますので是非楽しみに。

申込等、詳細は下記に。
http://www.npo-smsc.jp/event/boardgamecaffe


ギャラリー


過去ブログ

「子どもからお年寄りまで」みんなで楽しめるボードゲームというツールを使って、みんなが交流できる空間を作っていきたい。

昨年より法人での仕事や地域の人たちとの関わりの中で、ボードゲームをする機会が多かった。

これまでボードゲームって言われても、「人生ゲーム」くらいしか頭に思い浮かばなくて、都内とか都市部ではボードゲームCaffeなるものがあるらしいとか、流行っているとか言われてもピンとこなかった。

自分は小さい頃からTVゲーム世代だからね。
小学校の時に初めてファミコンを買って、スーパーマリオとかにハマってた。
ファミコン、スーファミ、ゲームボーイ、プレステなどなど。
それからずっとTVゲームだ。

だから、ボードゲームをやることになった時は、
「はっ、今どきボードゲームですか?フォートナイトしようよ!」 って思ってた。

最初はあまり乗り気じゃなかったんだけどね。
でも実際にやってみたら思ってた以上に楽しかったし、盛り上がったんだよね。

ボードゲームは4〜5人くらいで遊びながら、コミュニケーションをとって交流できるツールとしては最高にいいかもしれない。(やるゲームによるけど。)
これはみんなの学校での交流ツールとして使えるなと。

そう感じたので、SMSCの事業である子どもの学習支援の子どもたちとやったり、生活支援コーディネーターで関わっている高齢者のサロンのシニアの方々とやってみた。


過去記事

記事にも書いたが、子どもたちは普段手から離さないスマホやゲーム機を置いてボードゲームに集中して遊んでいた。
シニアの方々も時には集中して、時には大笑いしてボードゲームを楽しんでいた。

それらの光景を見た時に、これは世代を超えてみんなで遊びながら交流できる最高のツールなんじゃないかって思ったんだよね。

そのため、茨城県社会福祉協議会の茨城県ボランティア・市民活動推進事業費助成金に申請。申請した「多世代・多属性交流型のボードゲームCaffe事業」が開発的・モデル的事業として採択されたので、来月より毎月のイベントとして行なっていくこととなった。

詳細はHPや各種SNSで告知しますね。
またチラシも配布します。(チラシは下記ギャラリーにもありますよ。)
興味のある方は是非ご参加を!


現在は、初めての事業なのでスタッフと協議しながら準備しています。

「ウボンゴ!」
「おっ」
「おっお〜〜〜!」

ボードゲームで遊んだり、ソーシャルディスタンスについて話したり、流れや役割の確認したり、ボードゲームで実際に遊んだり。
遊んでばっかりかもしれない…笑

まあ楽しいから遊んでしまうのだ。

変に互いの違いを意識したりせず、ただただ一緒に遊んで交流する。そこから生まれる関わりあいやささえあいのつながりを、このツール、また学校から作っていきたいな〜と思っています。


ギャラリー


今回遊んでいたボードゲームはウボンゴ!

これはめっちゃ盛り上がります!

ジーピー ウボンゴ 3D 完全日本語版 4543471002907