オープンキャンパス第2弾終了しました。

2月23日(日)にみんなの学校いなしきオープンキャンパス2ndを無事終了しました。

今回は、当初予定していた学校のオープン予定を遅れてしまっているということ、またその中でも着実に事業は進んでおり、きちんと事業がオープンすることができるということを伝えるために行いました。

オープン予定って10月だったんじゃね?
って思っている方も多いかと思います。当初その予定で考えていましたが、なかなかハードな課題もたくさん出てきためオープンを遅らせることになりました。すいません。

その辺を今回の説明会で理解していただき挽回したいと思います!

受付担当 精神保健福祉士 黒沼 ・ The Boss Baby 蒼士

【日程】
2020.02.23(日)
10:40〜11:00 受付(玄関)
11:00〜11:25 事業説明
11:25〜11:55 校内見学
11:55〜12:00 挨拶

【場所】
みんなの学校いなしき(旧「あずま南小学校」)
茨城県稲敷市曲渕3-1


【FBページより】
昨年の6月にオープンキャンパスを行いました。
前回の説明では昨年中にオープンする予定でしたが、当初計画していたよりも追加工事の必要があったこと、台風15号の影響による被害が大きかったこと、また資金調達が難航したことによりオープンすることが遅れてしまいました。申し訳ありません。
しかし、それらの課題も解決の見込みができまして、3月末に工事をひとまず終了し、4月にオープンする予定となりました。
今回のオープンキャンパスでは、工事途中段階ではありますが、今後の工事予定とオープンまでの流れ、オープニングセレモニーについての説明をします。


開会の挨拶の後、まずは井川建築設計事務所の担当高木さんより今回の工事についての説明を行いました。

これまで行ってきた工事について、用途変更申請や防災工事、アスベストの撤去工事、そしてこれから行われる工事についての説明がありました。

まず、学校用途として使われていた建物を福祉施設として利用する際には、用途変更工事の必要があり、各部屋に排煙窓の設置や防火上主要な間仕切り壁の設置、学校全体の非常災害に対する防災工事を行いました。そして、検査結果にてアスベストが検出された箇所があったのでその撤去工事も行いました。

それらの工事の他に、老朽化の問題など現場に入ってから分かってきた部分も多く、工期が遅れることとなってしまいました。

現在は、それらの課題解決の見込みもたち、トイレやエアコンのなどの設備工事と厨房や食堂部分の工事を中心に行っており、3月末に終了予定であることの説明を行ってくれました。

その後は代表説明。

みんなの学校いなしきで行われる事業の説明です。(前回と若干の変動あり)

学校という施設を使って民間で何を行っていくのか、の説明をしました。
それと、今後の事業の流れと学校のオープニングセレモニーの流れまで。

まず、前回と若干の変更があることとして、学校の3階建部分の使用はスタートからはできないことになりました。

これは予想以上に工事の総予算が上がってしまったこともあり、今回の工事で全体を行ってしまうと、安定して継続した運営が厳しくなることも懸念されることから、西側半分(2階建部分)のみの工事と使用で事業を行い、東側は追加で行なっていくほうがいいと判断したためです。

そのため、当初の学校運営では、西側部分の運営を中心に行っていきたいと思います。

【運営事業】
・障害者就労継続支援B型事業
・障害者就労移行支援事業
・障害者生活介護事業
・障害児放課後等デイサービス
・障害児児童発達支援事業
・生活困窮者世帯の子どもの学習支援事業
・みんなの学食〜南食堂〜(カフェ兼食堂)
・みんなの家庭科

【地域開放】
・体育館
・グランド
・教室

当初の予定より規模感が小さくなってしまいましたが、今後の追加工事にて使用できるようにしてから開放していきたいと思います。
また、今後は高齢者のデイサービスなどの福祉サービスも行っていきます。スタートからはできませんが、とりあえずシニアの方々のサロン活動は早い段階始めていきたいと思います。

そして、みんなの学校いなしきのオープンは4月1日予定。オープニングセレモニーは、運営が落ち着いた5月24日(日)に行う予定です。後ほど関係者の皆様には、招待状を送りさせていただきます。

こんな感じで話させていただきました。

そのあとは学校内見学。

現在工事している箇所を見ていただきながら、今後どのような活動を各部屋にて行なっていくのか説明させていただきました。

みなさん思っていた以上に興味を持ってくださり、いろいろ質問してくださいました。

「体育館を使いたい。」
「ダンスをやりたい。」
「ヨガをやりたい。」
「一緒に花壇作りをやりたい。」
「サロンやりたい。」      などなど。

どれもいいですね〜、大丈夫です。

全部やりましょう!

今回のオープンキャンパスも地域の方を中心に告知しましたが、東3区ではイベントがあったので、ほとんど来れないと話を伺っていましたが、東3区や市内だけじゃなく市外からの参加もたくさんしていただきました。
(想定以上に来てくださったので、運営は大慌てでしたけどね笑)

お忙しい中来てくださり本当にありがとうございます。

今後も地域に愛される学校にしていきたいです。

以上。


最後に

これは説明会後に分かったことです。

コロナウイルスの影響が学校にも来ております。
注文していた一部の設備が届かない可能性があります。

現在、建築関係者の皆様が必死になってかき集めてくれているので、今の所4月1日のオープン予定は可能な形ですが、一部使いにくいところもあるかと思います。
また、当初予定していたオープニングセレモニーの件も状況を見ながら開催するのか等、判断していきたいと思います。

ごちゃまぜで笑顔になれるお寺

少し前に日テレNEWS24で社会福祉法人佛子園が運営する行善寺の活動が取り上げられていました。
下記がその紹介です。

https://videotopics.yahoo.co.jp/video/news24/297838 (現在リンク切れです)

twitter にも書いたが、ここの活動を生で見て感動して作ろうとしているのがみんなの学校だ。

たびたびブログに書き、今回は映像を載せた意図としては、口で説明してもなかなか伝わらないと感じているからでもある。

行政への説明や住民への説明、またその他の説明の際にも、「高齢者と障害者と児童と地域のみんなが一緒に過ごせる学校を作ります。」と説明しても、そんなことができるのか?障害のある方と一緒に過ごせるの?などなど色々な意見をもらった。

偏見をもっている方もいると思いますが、そうでない方も本当にできるのか、という疑問をもっての質問も多かったんじゃないのかなと思う。

地域の中で町とフクシは切り離され、日常的な関わりを持てていないから想像できないんだと思うけど、これを見てもらえたら少しは理解してもらえるかなと。

自分は視察で生で見て驚いたからね。

映像を見てもらえたらわかる通り、みんながごちゃまぜに過ごせる空間があるんですよね。

できてるところがあるなら、うちにもできる可能性があるんじゃないかと。

佛子園・前多さん「障害である人、そうでない人、高齢者の人、そうでない人、地域とともに元気に暮らせるまちづくりをしていく」

日テレNEWS24日

素敵な言葉。

稲敷でもだれもがごちゃまぜに暮らせるまちづくりをしていきたい!

防犯パトロール犬という地域課題の解決策

2月15日に久しぶりにテレビを見て、良い取り組みを発見。

テレビはあまり見ないけど、あまり関心がないことも一方的に流れてくるメディアも必要なんだな。おかげで地元でもできそうな良い取り組みを発見できたよ。

地域性や地域課題は、場所によって様々なので地元でも取り入れられないかと思って調べてみた。


防犯パトロール犬ってなんだ?

防犯パトロール犬は、愛犬の散歩をしながら、地域の安全のための見守り活動を行うというもので、和歌山県に住む吉増さんが発案した活動とのことです。

散歩の時、犬には目立つそろいのバンダナをつける。(パトロール犬=バンダナ巻いてる。)
飼い主は、散歩をしながら、子どもたちに気を配ったり、声をかけたりするほか、不審なことに気づいたら、学校や警察に連絡を入れるという防犯活動を行っている。


なぜこのような活動が始まったか?

吉増さんが、山犬の子を保護したことが始まりだそう。「もか吉」(通称もか)
もかは、もともとは人嫌いだったが、愛情としつけによってセラピー犬へ成長する。

紀の川市で小学5年生の男の子が殺害された事件。吉増さんの子どもたちが通う福島小学校の校区でも、不審者情報が出回ることもあった。一方、登校時の子どもたちの交通安全など見守ってきた地域のボランティアは高齢化し、数も減っていく。吉増さんも、もかを連れて朝の通学路に立つようになった。この経験から、「犬を飼っている人は、必ず散歩に行く。それを地域の見守り活動に活用できないか」と考えるようになり、パトロール犬構想が生まれた。

YAHOO!ニュースより

愛犬の散歩が日課だったなか凄惨な事件が起こったことで、このパトロール犬構想が生まれたとのことだ。


小さなActionから大きな広がりへ。

アイデアに共感した自治会長を巻き込み、地元警察もこの活動を支援。パトロール犬も最初は7頭だったのが、80頭まで増えた。
パトロール犬を実施している地域では、子どもが知らない人に声をかけられるなどの不審者情報は、今のところ一件もないらしいね。素晴らしい。

この活動の凄いところは、取り組みが評価されて地域や警察が連携する事業になったこと、それに自治体も加わり、全市でできるように市役所も後押ししてくれることになったこと。
なかなか公的機関を動かすことは難しいからね。
とても評価されていたんだろうなと思う。

防犯という地域課題を解決するために、「犬の散歩×防犯」犬好きなら参加しやすい取り組みへと落とし込んだからこそ広がっていったんだろうと思う。

地域課題の改善は、住民のみんなが取り組みやすい形で、生活の日常の片隅にグットアイデアがあるのかもしれない。

「自分だってできるかもしれない。」と思わせてくれる良い事例なんじゃないかな。

しかも、この活動は市内全域だけには収まらず、他県にまで広がっているみたいだ。

ちなみにお隣の千葉県にも広がっている。
千葉県の「わんわんパトロール運動」(チイコミ)

もしかしてと茨城県で検索したらなかったので、まだやっているところはないんだろう。


茨城県こそこの取り組みを行うべきだ

茨城県はここ最近まで、犬の殺処分頭数が10年以上ワースト3位内だった。

そのため「県犬猫殺処分ゼロを目指すプロジェクト」として大幅予算増を計上し、啓発活動や対策を強化したことで、ワースト7位にまで減少した。
犬殺処分ワースト7位 茨城県、17年度(茨城新聞)

取り組み自体は評価できるだろうし減っているのは良いことだが、まだまだ改善しなくてはならないなと思っている。

見守り活動を行なってくれるボランティアさんの高齢化は目立って見えてきている。
稲敷でもそうだが、他市でも同じ状況じゃないだろうか?

そして茨城県は犬の殺処分数が多い。

活動を始めた吉増さんのように、保護犬を引き取って、地域の見守り活動(パトロール犬)をする人が増えれば、地域の防犯と犬の殺処分という県の課題はもっと改善していくかもしれない。

犬の殺処分の減少と地域の防犯。
この取り組みは、自分とこでもやっていきたいな〜と思う。

誰か一緒にやらないかい?

みんなの学校プロジェクトで「地域福祉」をアップデートする。

「礎」の2018年、変化を始めた1年に。


2018年はどんな年でしたか?

何にも始めてないと思っていたけど、振り返ってみるといろいろあった年だったな。

「おんらが村」の村民たちが地域の困り事を解決する便利屋サービス「猫の手商会」、稲敷市の地域資源・人的資源を見える化し、適切に届ける基盤をつくる「生活支援コーディネーター」、本格化する学習支援事業てらこむやまちキッチン「あえる」などなど…

これまで精神保健福祉に特化していたSMSCが大きく「地域」や「まちづくり」に舵を切った1年だったと思います。


法人としての定款で謳う目的も、今年は変わりましたよね。

そう。

今年から掲げている目的は「すべての人が安心して暮らせる地域社会の実現に寄与すること」。

そのために、「地域の子どもからお年寄りまで、それぞれの抱える課題に関連した福祉サービスと、それらを含めた地域社会のすべての人が交流する場(空間)を提供することで、すべての人が支えあい地域の課題解決に参画していけるようになることを目指す」と謳っています。

大きな違いは、地域に暮らす精神障害者や心の問題に悩む方々を対象としていたことから、地域の子どもからお年寄りまでと対象範囲を拡大したことです。

より地域に密着し、「みんなの福祉」を考え、実践する組織になりつつあります。


取り組みが多様化したのはなぜですか?

そもそも「日本にトリエステを作る!」と始めたイタリアの精神保健福祉の取り組みですが、地域に密着してサービスを展開すればするほど、地域を取り巻く社会問題の深刻さに頭を悩ませるようになったんだよね。

これは、精神保健福祉だけやっていてもダメだなと。

精神障害と非常に密にリンクしている「貧困」という問題も顕著に見えてきたし、人生のライフステージそれぞれにおける適切な支援の必要性…

「もっと早い段階で彼らと接することができていたら?」
「彼らが今後受けることになる介護のより良い在り方は?」

などなど、地域に密着すればするほど、考えることは増える一方です。


「地域福祉」をアップデートせよ!

また、いち市民としてこの「地域」そのものへのアプローチも可能であると考えています。

先に話した地域福祉や社会問題に関することを、自分事として受け止め、行動に移している人は決して多くありません。
福祉人として地域の社会保障を担いながら、地域人として同じ土地に暮らし働く人たちと、地域の課題を一緒になって考える…

自分が考える地域コミュニティは、子どもからお年寄りまで、障害や貧困もジェンダーもない、あらゆる人が住んでいるこの地域社会を、みんなの力で支え合い、より住みやすい場所に作っていくことだと、強く思っています。


「地域」と「福祉」それぞれに対してアプローチしていくのですね。

そうです。

複雑に絡まりあった地域課題を解決していく取り組みは「まちづくり」に近づいていくんだろうと思っています。


具体的にはどのような取り組みを?

廃校となった稲敷市内の小学校を活用して、児童、障害者、高齢者、生活困窮者などの総合的な福祉サービスと、地域住民が利用できる交流スペースを生み出します。

「みんなの学校プロジェクト」と名付けたこの取り組みを通じて、地域に内在する偏見や差別の解消、社会問題や福祉への課題に対する理解を深めることで、誰にとっても安心して過ごせる地域づくりを進めていきたいと考えています。

詳細は、また事業が進み次第お伝えしていきますね。


ワクワクしますね!何かが変わるような期待を寄せてしまいます。

そう!

その感覚が一番大事だなぁと思っています。

「『みんなの学校』から稲敷が変わるかも…」と思わせられたら、それは私たちの思惑通りです。(笑)


その他、大きな変化はありますか?

「みんなの学校プロジェクト」の運営開始に伴って、社会福祉法人を新設します。

幅広い福祉サービスを展開する事業主体として、また社会問題を地域のみなさんと考えていく中核団体として組織していけたらと考えています。


新たな法人が立ち上がるのですね!これまでとの違いはありますか?

これまでは「走りながら考える」をモットーに、スピード感とその時々のニーズを汲み取りながら事業を拡大させてきました。

これからは、より公共性の高い組織体として、堅実な運営を心がけたいと思っています。

とはいえ、これまでの速度を落とすつもりも全くありません。

地域密着で培ってきた信頼性を元に、これからも私たちの考える「福祉」を提示しながら、地域社会のアップデートを図っていきます。


ありがとうございます。最後にひと言いただけたらと思います。

元号の年に新法人設立と廃校プロジェクトを行う、その決意を断固たるものとする2018年とすることができました。

今年はその決意をしっかりできるように活動していきたいと思います。

まだまだ勉強不足でご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、みなさまこれからもご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします!

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貧困の連鎖は無料塾で解決できるか。

ちょっと前に、Peing-質問箱-にて質問をいただいたので、今回はブログの方でもご紹介します。

てらこむって大体何人くらいの子供が加入?会員?
しているんですか?

根本敏宏@SMSCの質問箱

【回答】
てらこむに登録している子どもの人数は17名です。
週1回のサービスですが、平均して6.76人の子どもが参加しています。
ちなみにサポーターは、有償・無償スタッフ合わせて5〜6人で対応しています。

Peing-質問箱-は、匿名で質問をする&質問を受け取れるサービス。質問箱は5秒で作成完了。URLをTwitterやInstagramに投稿して、いろんな人の質問に回答しよう!

Peing(ペイング) -質問箱- 匿名で質問を受け取ろう

上記のサービスは、匿名で質問ができるっていうのところが質問者へのハードルが低くていいかなと思います。

ちょっと前に話題になってたので、とりあえず自分も始めてみたという流れです。
私の質問箱はこちらです。 → https://peing.net/ja/toshi_ne
ちなみに質問箱をメインでやっているtwitterはこちら。 → @toshi_ne

今回質問箱を投稿したのは、質問箱の紹介ではなく、子どもの学習支援てらこむについて書こうと考えてた時に、ちょうど質問が送られてきたっていう感じなのだ。

なんという絶妙なタイミングなのだ。
Peingよ、そして質問者さんもありがとう!

過去のてらこむ記事①

過去のてらこむ記事②

事業を初めて1年半も経ったので、学習支援を継続して行ってきたことでの変化と課題とかを書いていこうと思う。


子どもの学習支援事業って?

「子どもの貧困対策」のための学習支援事業です。

うちでは個々の学習意欲や能力に合わせて、授業の復習や宿題、受験対策等の学習支援、コミュニケーションなどの生活技能訓練、スポーツや遊びを通じたレクリエーションなどの支援を行っています。
特に子どもたちの居場所としての機能が強いです。学校以外のコミュニティとしてのね。

ちなみに茨城県内では17団体が行っている。
SMSCはその中の一つで、稲敷市の委託を受けて行っています。
厚労省の資料 → こちら。


これまでの活動実績として

H29.4〜3月までの平均児童数 3.97人(登録児童14名)
H30.4〜7月までの平均児童数 6.76人(登録児童16名)
*昨年に比べ、安定して通える子が増えている。

(市の対象児童者数)
平成29年度 18世帯 29名
特に支援が必要とみられる児童数

(不登校者の推移)
平成29年度
14名の登録児童のうち7名が不登校。そのうち4名が登校できるようになる。
平成30年度
1名は登校できるようになり、1名は教育委員会の運営する適応指導教室に通えるようになった。


子どもの貧困から見える様々な社会問題

子どもの貧困は、経済的理由で進学を諦めなくてはいけない面や塾に行けないことによる学力の低下など、「貧困の連鎖」としてクローズアップされてきたことで増えてきた。

【茨城新聞】学習支援 無料塾「もっと必要」

茨城新聞  *この記事は現在リンク切れです。

ちょっと古い記事だけど。
貧困の連鎖を無くしていくためには無料の学習塾で学力アップが必要だって。

これまで活動してきて、勉強もそうだけど「それだけじゃないよ」っていうことがかなり見えてきたと思う。

子どもが高校に受かりました。
でもお金がなくて継続して行かせることができません。
だからアルバイトをさせます。

(当事者の母の声)

そもそも受けたところが公立じゃなく私立だったからね。
そうなるだろうと思ってた。


この問題はどこか?

生活保護では、私立での学費面やその他費用までカバーできない。
だからお金が足らなくなるのは分かっていて、それを何度も親に説明してきた。
でも想いは伝わらず、私立に入って結果いけなくなるという最悪の結果。

無料塾で勉強しても、金銭管理という別の課題で高校という次のステップへ行けないんだよね。

こういう問題は数知れずで、学力だけじゃなく、お金の使い方や様々な生活スキルも学べていない。勉強以外の部分での教育もほとんどされていないケースが多いんだよね。

こういうことってこの親だけが悪いわけではなく、その親も貧困の連鎖を受け継ぎ、また次代に受け継ごうとしている状態が今ってことだから、親を責めても仕方ないことなんだ。
この問題も貧困の連鎖。


子どもの貧困にもレイヤーがある

子どもの貧困にもかなりのレイヤーがある。

子どもを塾に行かせたいけど、お金がなくて行かせられないんだよね。
という問題は多いと思うが、貧困層からするとかなり上のレイヤーに入る。
これは無料塾で解決できる場合は多いと思う。

問題その下のレイヤー。
親のネグレクト、虐待。無職。お金の使い方。お酒や薬物などなど。
いじめや引きこもり。軽度の障害だってこともある。

この部分は勉強以前の問題だし、各レイヤーに合わせた対応や支援が必要になる。

だから塾とか学習などのサポートだけでは足りなくて、本人と家族、そこに関わる人々の支援と環境調整などのソーシャルワークが絶対的に必要なんだよね。


てらこむの体制と今後の活動

てらこむのサポートスタッフは現在5〜6名と少ない。
ただ、中心は社会福祉士と精神保健福祉士が行なっている。
そのため学習より居場所機能やソーシャルワークが中心だ。
もちろん勉強の支援も必要なので、その辺は先生のOBやeラーニングを利用している。

1年活動してきた実績から、役所の生活福祉課を中心に障害福祉課、子ども家庭科、社会福祉協議会、教育委員会、そして学校と連携できるような体制になってきている。

この部分をさらに強化して、支援に合わせた他職種連携のチームとなって、子ども本人を中心とした関係者を含めて支援できるようにしていきたいと思う。

子どもの支援には、学習以外のソーシャルワーク支援も必要だからね。

以上、まだまだ書きたいことあるけど、長くなったので終了しますね。

子どもの学習支援事業てらこむについては → こちら