茨城県平成29年度工賃向上研修としてうちの事業所に視察がきました。

先日、茨城県の平成29年度工賃向上の研修としてうちの事業所に視察に来てくれました。
8月23日と24日の2日間で、県職員と各事業所の方々が総勢40人くらいの方の参加です。

うちに来た理由として、実は昨年度に工賃向上研修に参加したことがきっかけ。

おんらが村の平均工賃が前年度よりも下がってしまったこと、県から参加するようにとのお達しがあったということで参加することにした。
そこで県の工賃向上アドバイザーに入ってもらい、工賃向上計画を立てて実行。
その結果が良かったということで、視察先に選ばれたということです。

過去記事

視察では現場を見て頂くことと、昨年のアドバイザー派遣での取組と成果等について報告をするという内容です。

現場報告の様子です。

せっかく作ったものなのでその内容を公開していこうと思います。

まず、工賃向上アドバイザーを入れる前に工賃向上研修があった。

研修では、会計について就労支援会計の基礎を学び、粗利益、経費、営業利益等、細かく統計を取り戦略をとっていく必要性があることを知る。

まあ。経営者としてはあたり前だけどね。

それに売り上げの算出についてはシビアに教わった。
作業ごとに収支評価を算出して、どこに無駄がありどこを拡充するのか?
その算出の必要性やその後の動き等を検討して学んだ。

現在どの地点にいてどこまで工賃を目標とするのか?
逆算して事業を見直していく必要がある。

その研修で特に強く感じたのは、工賃を月3,000円以上を上げるための工賃基準の見直しを行う手もあるというところ。

一般の人から見れば愕然とする数字だと思う。(月3,000円以上のところ。)
それでも達成できない事業所も多いのが現実だ。

うちも月に5日とか、毎日来れない人は工賃が少なかったりする。

大体の事業所は収入ベースで月ごとに時給や日給等を計算して工賃を支給していると思う。(全部ではないです。)
そうすると収入が上がらなければもちろん工賃も上がらない。
だけど、工賃が上がらなければ収入もなかなか上がらないという結果になる。

そのため、うちとしては収入ベースではなく、平均工賃の目標値で工賃基準を見直すためにアドバイザーに入ってもらい、工賃規定を改定した。

これは完全な赤字覚悟だ!

改定の中で決めていたことは、来る日数が少なくても月の工賃が3,000円以上になることを前提として、作業評価基準を細かく設定して、その基準に合わせて時給と日給、手当を計算して支給するという内容にした。

評価基準は、遅刻や欠勤、挨拶や体調管理、コミュニケーションや報連相などの基本評価と、各作業分野ごとの作業能力評価をもとに作成。
評価をランクごとに分けて時給を作成して、それに日給と手当を加算して一月の工賃として支給する。


で、実戦の成果はどうだったか?

(平成28年度3月24日の工賃向上研修の発表時の結果)
・これまでの工賃基準 2月分のB型平均工賃 5,741円
・4月からの新基準導入後 4月からB型平均工賃 8,996円  約3,000円UP

目標ベースでの工賃支給のため作業収支は赤字。
ただ工賃を上げるという目標をスタッフを含めて、これまで以上に意識統一を図れたと思う。
そして、新作業の導入や既存の作業の賃金の相談等を積極的に行うようになり、新作業も増えた。収入も半年くらいには改善できるのではないかと予想している。


その後の結果は?

発表してから現在の結果について
・収益を上げやすい軽作業(委託)の改善をさらに行う。
 軽作業の現状分析を毎月行う。
・それをもとに週間目標を細かく設定。業務内容も利益の高いものにシフトした。
・その結果、4月から6月までは赤字での運営だったが、7月には収益が改善。
 (6万円のプラスになる。)
・B型の平均工賃は、1万年を突破。(10,155円

1万円を突破したのだ!

めでたしめでたし。と、いくわけはない…。

茨城県の平成27年度B型事業所の平均工賃は、11,810円なり。

うちの現状は、10,155円。差額は、-1,655円

おしい実に惜しい。
けれどもまだまだ低い。

なので今年度は平均越えして、来年度には18,000円までにはもっていきたい。

B型事業所で収入を上げていくにはあらゆるビジネスに参入していかないといけない。
でも利益を出していくビジネスは、支援が1番の福祉者にはどこか遠い存在なのだ。
その距離感を埋めていくためにも、福祉関係外の集まりにも積極的に参加して、異業種の方々との交流や連携を作っていくことが必要だと考えているので、これからも積極的に出かけます。

皆さんのところにも顔をだすかもしれないのでよろしくお願いします。

講演会で話したてらこむ事例報告

これは前回の5周年記念講演会で話した事例報告の内容です。


事例報告内容について

①なぜ学習支援事業を始めたのか?
②貧困の現状について
③てらこむの目的と内容について
④事例について
⑤効果と課題について
⑥今後の展開について


①なぜ学習支援事業を始めたのか?

SMSCは、これまで障害福祉サービス事業を通じて様々な精神障害のある方々の支援を行ってきた。
その中で強く感じたこととして、彼らの背景には様々な社会問題があるということ。
それぞれがひきこもりやいじめ、虐待や暴力、雇用やハラスメント、高齢化や自殺など様々な問題を抱えていた。
それらの様々な問題を抱えながらも、さらにその奥には多くの方が共通して持っている問題として貧困があった。
彼らとの関りを通して、貧困が故に他の社会問題も付随して起きているというケースが多いと感じた。

現場での彼らとの関りを通して感じた貧困という問題。

貧困問題を少しでも解決できればその他の様々な社会問題も改善していけるのではないか?
精神障害者が減らせるのではないか?
社会復帰をできる人が増えるのではないか?

という問題意識が生まれてきたことがてらこむを始めたきっかけだ。


②貧困の現状について

実際、貧困問題ってういう状況なのか?

子どもの貧困に関する日本財団の調査研究について
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/ending_child_poverty

日本財団の子どもの貧困対策より

日本の子どもの貧困率は今、OECD加盟国の中で最悪の水準にあります。
子どもの貧困率は1980年代から一貫して上昇傾向にあり、今日では実に6人に1人の子どもが貧困状態にあるとされている。

厚生労働省の国民生活基礎調査を基に作成した子どもの相対的貧困率の推移グラフ。1985年に10.9%であった子どもの貧困率は、2012年には16.3%と、過去最高に達しました。

子どもの貧困率とは、相対的貧困の状態にある18歳未満の子どもの割合を指す。国民を可処分所得の順に並べ、その真ん中の人の半分以下しか所得がない状態を相対的貧困と呼び、親子2人世帯の場合は月額およそ14万円以下(公的給付含む)の所得しかないことになる。
こうした世帯で育つ子どもは、医療や食事、学習、進学などの面で極めて不利な状況に置かれ、将来も貧困から抜け出せない傾向があることが明らかになりつつある。

こどもの貧困に関する日本財団の調査研究
~日本財団「子どもの貧困の社会的損失推計」レポート~

日本財団は、子どもの貧困の放置による経済的影響に関する日本初の推計を行いました。
この調査では、子ども時代の経済格差が教育格差を生み、将来の所得格差につながるという想定のもと、現状を放置した場合と、子どもの教育格差を改善する対策を行った場合の2つのシナリオを比較したものです。
わが国では、最終学歴や正規・非正規といった就業形態による所得の格差が存在するため、教育格差が生涯所得に大きく影響します。

子どもの貧困がもたらす社会的損失(15歳(2013年時点)の1学年のみ)

改善シナリオでは、現状を放置した場合に比べ、大卒者の増加や就業形態の改善によって生涯所得が増加するほか、所得増に伴い個人による税・社会保障費用の支払いが増えることで、国の財政負担がその分軽減されることになります。
この差分を社会的損失として算出すると、子どもの貧困を放置した場合、わずか1学年あたりでも経済損失は約2.9兆円に達し、政府の財政負担は1.1兆円増加するという推計結果が得られました。
この結果から、子どもの貧困が、日本経済や国民一人ひとりに甚大な影響を及ぼす問題であることが明らかになるとともに、対策を講じた場合には極めて大きなリターンを期待できることが示唆されました。


③てらこむの目的と内容について

【目的】
(1)
個々の学習意欲や能力に合わせて、宿題や受験対策等の個別指導の学習支援を行うことで、貧困の状態にある教育格差を改善する。
(2)
居場所作りやコミュニケーション、日常生活技術訓練を行うことで、貧困が故に獲得できなかった日常生活技術のスキルや社会生活技能のスキルを改善する。
(3)
相談支援を中心とした生活環境の改善などの支援(社会福祉援助技術)を行うことで、貧困状態にある生活基盤の改善する。

【内容】生活困窮者世帯の子どもの学習支援事業を行うこと。
(日時) 毎週土曜日 13:00~17:00
(場所) 市内の公共施設
(対象者)稲敷市内の生活保護世帯または準用保護世帯の子ども
(学習支援)
学習ボランティアスタッフを中心に、個々の授業の復習や宿題などの指導を中心に子どもたちの勉強をサポートします。
(レクリエーション)
レクリエーションを通して人との交流やコミュニケーション、挨拶やマナーなどの体験を通した学びを支援します。
(アウトリーチ)
家庭訪問を行い、本人の学習支援活動への参加や継続のための支援、またご家族の悩みや生活技能・環境調整等のソーシャルワークを行います。
(食事提供)
フードバンクと連携して、軽食やおやつなどの食事提供支援を行います。

【利用までの流れ】
・稲敷市の生活福祉課に相談する。
 もしくは特定非営利活動法人SMSC事務局に相談する。
・市の担当者が訪問相談。
・市で調査して対象者かどうかの判定を行う。
・市へ利用申し込みを行う。
・SMSCのスタッフの訪問相談と利用申し込みを行う。
・利用開始

【学習支援実施状況】
(運営状況】責任者1名 7月より支援員1名 ボランティア 12名登録
(4月)子ども参加人数 平均5,6人 ボランティアスタッフ 平均6,3人
(5月)子ども参加人数 平均6,2人 ボランティアスタッフ 平均6,2人
(6月)子ども参加人数 平均4人 ボランティアスタッフ 平均5,5人


④事例について

*ちなみにこの事例は少しづつフィクションです。個人情報もあるので。
 似たようなケースがあるということです。

【Aくんの事例】
A君の親は未婚の母。本人の父親は認知はしているが、親子関係はなく居場所も分からない。また母親は現在、父親とは別の男性と他県にて暮らしている。そのため本人は、母親の母親(本人の祖母)の扶養として一緒に生活している。扶養している祖母は、生活保護世帯で他にも子どもがいる。
生活保護ワーカーの紹介でAくんと会う。
小学校低学年でとても内気で人見知り。保育園あたりから登校拒否しており、現在も登校拒否中。日中は祖母が仕事しているので、本人は家で一人で生活している。
母親の養育能力がなかったのであまり入浴していない。トイレトレーニングもしてないため小学低学年になってもおむつで生活していた。
何度か自宅訪問して、てらこむの利用となる。
本人は内気であったが、母親の兄弟(本人から見るとおじ中学生)と通学し、レクリエーションを通して他の利用者と仲良くなる。オムツも取れるようになる。
その後もてらこむに参加。現在は、給食時間には学校に行って給食を食べ、図書館などを利用するという生活までできるようになった。

【Bくんの事例】
Bくんは母子家庭で、3人兄弟の長男。東京に住んでいたが、父親がDVのため離婚し、こちらで生活を始める。生活保護世帯であり母親が虐待ケースとして市も注意して支援している状態。
生活保護ワーカーの紹介でBくんと会う。この家庭からは数人の子どもがてらこむに通っている。
Bくんは中学校高学年。不登校でひきこもり状態であったが、定期的に通うことで、修学旅行前から学校に通うことができるようになった。
その後も学校には通学しており、現在は高校受験に向けて、てらこむにて週1回3時間くらい勉強をしている。
目標が見えたことで、勉強に対する姿勢、やる気が上がり毎回集中して勉強している。
虐待ケースについては、現在も注意して経過観察中である。

*ここで勘違いしないでほしい。
これを見て一方的に親が悪いと思ってしまうかも知れないが、その親自身も貧困の連鎖の渦中にいる被害者であるということ。そのため、どこで止めるかというのが重要だ。貧困問題に目が行き始めている今だからこそ、連鎖を断ち切っていくチャンスでもある。


⑤効果と課題について

【効果】
・セーフティーネットの役割がある。
・民生委員や児童委員との連携ができるようになってきた。
・不登校者、不登校気味の利用者さんが多かったが学校に通えるようになってきている。
・学習に対する意欲が上がってきている。
・訪問相談を行うことで家庭状況の把握や通学率の向上、継続した支援ができるようになった。
・行政サイドだけでなく、民間のてらこむのスタッフが関わることで、より深い情報が得られるようになり、その内容に合わせて連携した対応が取れるようになった。
・生活困窮者支援調整会議が始まった。
生活福祉課、子ども家庭科、社会福祉協議会の家計相談の職員、てらこむスタッフ
・ご飯が食べられる。
・友達が増える。
・先生以外の大人に相談ができる。

【課題】
・ボランティアが集まらない。
・ボランティアスタッフの得意分野、指導レベルの差がある。
・土曜日の運営なので、学校へ行けて遊びに行けるようになり通学率が下がってきた。
・平日にやる必要もある。
・交通機関がなく、通えない。
・やる気のある子、やる気のない子の2極化が進んでいる。そのためやる気のある子に対してのより専門性の高い学習支援と、やる気のない子に対しての学習に意識を向けられる支援の個別対応の支援がより必要になる。


⑥今後の展開について

【今後の検討・展開】
・子どもたちの勉強に対する意欲が違うので、勉強集中型クラスと、レクリエーション特化型クラスに分けて運営していく。
・ボランティアスタッフの指導力に差があるのでICT教育を導入する。
・市内は広いので、市内の数カ所で平日毎週1回で開催していく。
・ご飯があまり食べれない子もいるので、子ども食堂も開催していく。

てらこむの生徒さんが、隠れてこそこそと作っていた。

「これをみんなに配れ。」と。
名刺だね、多分。この子にはそんな風に見えているんだな。

恥ずかしいけど配ったよ。たくさん作ってくれてありがと。

以上。


てらこむギャラリー

5周年記念イベントを終えて

無事に5周年記念イベントを終えました。
バタバタして、今までお礼できずにすいません。

来ていただいた皆様、サポートしてくれた皆様、そして作ってくれたスタッフ、本当にありがとうございました。

皆さまのおかげで無事に終えることができました。
ありがとうございます。

法人設立日は、2012年4月。障害福祉サービス事業の指定日が2012年の7月。
なので事業開始して、ちょうど5年を迎えてイベントができたのは良かった。
法人としても自分としても、スタッフにとっても大きな区切りになりました。

「そういえば、そろそろ5周年か~。なんかイベントしたいね!」

という自分のワガママから始まった企画。

そもそも前からやりたいとは考えてはいたけど、ノリで考えて動いてしまうから、実際にやってしまったよ。自分でも驚きだ。
スタッフにとってはそれ以上と思うけどね。

多動なので、いつもこんな感じで始めてしまいます。

準備期間が3カ月くらい。
イベントは前に1回やっただけだし、そもそもイベント慣れしていない。
そんな中、スタッフは支援という通常業務に追われながらも、必死に準備を頑張ってくれました。
いつも多動な自分のわがままにつき合わせちゃってすまんね。
それでも付いてきてくれて、ここまで仕上げてくれてありがとう。

今回のイベント。
特に講演会はもっと人を呼びたかった。でも思っているほどではなかった。
人を呼ぶのは難しいね。福祉の人たちも研修慣れしているから。
もっと手の込んだ仕掛けが必要なんだろうな。
それに、必要なニーズにどれだけ届けられたろうか?
このマッチングも上手くいっていなかったように思う。

それ以外にも準備期間が短かったことや、スタッフの力量等もあるとは思うけど、大部分は自分の責任だろう。

まだまだ影響力がないってこと。ここは大きく改善していかないといけない。
もっと頑張んないとな。

スタッフのためにも、もうちょっと結果出したかったなと反省してます。

でも、今回のイベントで良かったのはスタッフの成長。
自分はほとんど関わっていなかったからね。
登壇者と演者の方々との連絡くらいだ。
忙しい中、ここまで仕上げてくれたことが嬉しくてしょうがない。

任せられた方は、自分で考えて行動して、失敗してまた次の行動を考える。

「自分で考えて行動する」という最もシンプルなことが人を大きく成長させる。

しっかりシンプルに行動してくれたね。
本当に忙しい中、頑張ってくれた。
みんな本当にありがとう。
これからもよろしくです。(多動は変われませんが…。)

そして最後ですが、忙しいのに駆けつけて頂いた藤田孝典様、武楽座の皆様、そしてGOMESS様にも感謝しています。

ありがとうございました。

これからもSMSC一同よろしくです!


講演・イベント写真ギャラリー

茨城新聞に載せて頂きました。
NPO法人ほっとプラス代表理事の藤田さんと。
5周年記念パーティーにて。

5周年記念を迎えて

今年の4月で無事に5周年を迎えました。
これもひとえに皆様のサポートのおかげだと思っております。

ここ2年で運営の方がだいぶ楽になりました。
自分の出張が多くても現場は問題なく回してくれるし、ギリギリの資金面を脱出できたのも精神的な安定につながっているかなと思う。

でもせっかくだから振り返ってみるけど設立から3年は本当に大変だった。
借金に借金を重ねて、短期間で法人を大きくしてきた。
だからメンタル的にはキツかった。

なんで借金を重ねてまで急いで大きしてきたのか?

これは、平成18年4月に施行された障害者自立支援法にひとつ関係がある。

その当時は精神障害者社会復帰施設で働いていて法律の切り替えの時期をここで体験した。これまで運用されていた精神保健福祉法と、施行された障害者自立支援法では制度の中身が大きく変わる。特に、3障害の1元化や公費負担から自己負担。社会福祉法人のみならずNPO法人等も参入可能となるなど。
大きく変わった。

障害者自立支援法について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jiritsushienhou01/

だから施設内はとてもバタバタしてた。
とくに上の人たちが…。
「どうすれば、どうすればっ。」って感じで。

自分はこの法律を見て、介護保険法と同じだなと感じていた。
ここに勤める前は高齢者のデイサービスで働いていたからね。
同じようになって行くんだろうと感じた。
法律の変更がそのひとつ。

でもこの時は独立しようとはぜんぜん考えてなかったけどね。

その時くらいに、上の人と運営方針とかいろいろ折り合いが悪くなったきた。
いろいろピリピリしてたからね。
上司も疲れてて、自分も疲れてしまったっていうのもある。
それで5年勤めた法人を去ることになった。

でも、辞めた後に良い出会いがあった。
とある院長先生と出会い、福祉サービス事業所の立ち上げに携わらせてもらうことができた。
制度改正で民間も参入できるようになっていたこともあり、株式会社で通所の福祉サービス事業所を立ち上げた。その後はグループホームも。
やる前は知識がほとんどなかったんだけどね。
自分で必死に勉強して、なんとかついていってこなしていた感じかな。
ここで教えていただいた精神関係の知識、そして立ち上げさせていただいた経験が今も生きているんだと思う。
そこで3年働いてから独立することになる。
(辞めてから、感謝の言葉を言ってないけど、自信がついたら言いにいきます。)

院長先生とはいろいろケンカしてたんだけどね。辞めたのはそれが理由じゃない。
未熟な自分が就いていけないと感じたこと(これが大きい)、家族を養うためとか、地元に貢献するためとか、辞めた理由はいろいろ重なっている。
それらに悩んでいる時に、地元で福祉サービス事業を立ち上げようと考え始めたわけだ。

でも、金もないし。実績もたいしてないし、バックもいない。

なので、必死で考えた。

自立支援法で感じた障害者福祉は、高齢者福祉を追っている。
だから同じことが起きるということ。

そして自立支援法の制度改正があったことで障害者福祉サービスは民間も参入できるようになった。もちろん、これは高齢者福祉の方が先だけどね。
サービスに民間が参入できるようになると、高齢者の福祉サービスは爆発的に増えた。だから障害者福祉サービスも同じように増えていくだろうと。

今後、障害者福祉サービスは爆発的に増える。そう爆発的に増える。
それを考えて5ヵ年戦略を立てた。

今後生き残っていくためには、地域での地盤を早くに作ること、他の法人に負けないサービスと資金を作ること。

それがぜったいに必要だと。

そんな風に考えていたのが急いできた理由なんだよね。

で今になって、予想は的中している。
爆発的に増えているからね。準備を早くしといて良かったよ。
まあ安泰ってわけじゃないけどね。

5ヵ年戦略では、他の県に進出する計画だったんだけどね。
そこまでは上手くいってない。まあそれはしょうない。

今は別の戦略で動いているから。

でも急いで作ってきたのは、個人的な予想に対応するためでした。

以上。

てゆうか、書こうと思っていた内容と話がそれてしまった。
次回は、「設立から3年は本当に大変だった。」件について書いていきます。

ここからはお知らせです!
皆さま大変お世話になりました。
感謝の意を込めて5周年記念イベントを開催します。

〇貧困問題について考える無料講演会
~「普通」の暮らしがしたい~ 先の見えない「貧困世代」のリアル
茨城大学水戸キャンパス 講堂 12:00~15:00 定員300名 参加費 無料
〇5周年記念パーティー
水戸京成ホテル 16:30~19:00 定員50名 参加費 8,000円
party開始 17:00  party終了 19:00
partyにはスペシャルゲスト2名と、お料理・お酒を準備してお待ちしております。
是非、参加してくださいね!

申込は下記のコクチーズより。もしくはお電話ください。TEL 029-893-3456
http://www.kokuchpro.com/event/smsc5/ 

R-SIC 2017 に参加しました。

毎年恒例のR-SICに今年も参加してきました。今回で3回目。
http://ridilover.jp/R-SIC/

2014年から参加して。
京都 → つくば → 今回は東京で3日間。

1日目は各セッションは教育、働き方、一般雇用、障害者雇用、産業モデルや地方創生についてなどのこれからと未来について、各業界専門家数名をモデレーターが司会して議論を深めていく。

2日目は社会課題の現場を訪れるスタディーツアー。

関心領域に合わせたテーマのツアー現場を訪問する。
最新動向の調査や当事者との対話を通し、課題について学びを深める。

その後に、現場での学びをアウトプット・共有する「ワークショップ」を行う。

3日目は、1日目と同じようないくつかのセッション。

その後にCROSS POINT。

新しいソーシャルビジネスのためのインキュベーション&ピッチコンテストで登壇者数名がプレゼンして優勝者を決める。

ここが一番盛り上がるところ。

今回参加してみての感想は、やっぱり各セッションのどのテーマも面白く、これからの社会の変化やあり方について深く学べたし、自分の考えとの距離も測れた。

自分の考えも大体そんな間違ってない。

それと、毎回感じるけど登壇者の人たちの熱量は凄いよね。
参加しているみんなが自分の活動にまっしぐらに進んでいく姿は素敵なんだよね。俺も、もっともっと頑張らないとって感じさせてくれる。

セッションも良いけど、この感覚を味わいたくて参加しているようなもんだからな。

ただこれまで3回参加してきて、徐々にイベントから感じる熱量というか、この人スゲ~みたいな感覚が少なくなったな、と感じた。

毎回、各分野のトップランナーが出てきてタメになる話をしてくれる。
毎回感心する内容だし、TVに出る人も多くいるから、それだけでもテンションMAXなんだけどね。それでも感動が少なくなってきた。

なんでだ?って考えてて、これかなって思ったのは、
自分や活動に対する自信なんじゃないか?ということ。

3年前は自分の活動も始まったばかりで、まだまだ何も結果も出してないし、活動も安定とは程遠かった。思いだけは強かったとは思うけど。

そんな中このイベントに参加したら、スゲ~人ばっかりでみんな巨人みたいに見えていたんだと思う。
自分には手の届かない芸能人に会っているような感覚かな。
だから、スゲ~スゲ~って感激していたんだと思う。

それが年々活動も本格化して軌道に乗り、運営も安定してきた。
周りに知られるようになったし、少なからず結果も残してきた。
その経験が自分に対して、そして活動に対しての自信になってきたんだと思う。

手の届かぬ存在から、頑張ればそこまで行けると考えられるくらいに成長したってことかな。

そういう意味でこれまでに感じたような興奮はなかった。
自分のステージが上がり対等に感じれるようになってきたんだね、きっと。

そう考えていたら今回でこのイベントは卒業しようと思った。
良い意味でね。

トップランナーの中にいると勘違いして自分を見失わないように。

もっと自分の活動に向き合って、しっかり課題解決できるように結果を出していきたいと思う。

ということで、R-SICはとりあえず卒業します。

ソーシャルビジネス応援セミナーに登壇します。

いばらきソーシャルビジネスサポートネットワーク主催のソーシャルビジネス応援セミナーに登壇することになりましたのでご報告です。

下記が内容になります。


ビジネスの手法を活用しながら、社会課題の解決を目指すソーシャルビジネスへの注目や期待が高まっています。
全国的にこのような事業に対する融資の動きが拡大しています。茨城でも、2015年10月に支援組織「いばらきソーシャルビジネスサポートネットワーク」が誕生しました。

茨城のソーシャルビジネスに対する融資件数は年々増加していますが、ほとんどが行政からの受託事業収益入金までのつなぎ融資であり、他地域で見られるような多様な事業への融資が広がっていません。他地域では30万円程度の少額融資案件もあります。

そこで、融資に関する様々な事例を学んだり、気軽に相談できるセミナーを開催します。意外と活用できる融資の仕組みや可能性を学び、地域課題解決に活かしませんか。

(スケジュール)
13:35~ 第1部:「多様な融資の事例を学ぼう」
(金融機関とつながりを持つための少額融資、受託事業のつなぎ融資、事業拡大や設備投資のための融資)

14:25~ 第2部:「実際に融資を受けた団体に聞いてみよう」
事例提供者:NPO法人 SMSC 理事長 根本 敏宏 氏

15:30~ いばらきソーシャルビジネスサポートネットワークの紹介

15:50~ 第3部:「融資に関する合同相談会」(事前予約制)

(日時)2017年2月28日(火)午後1時30分~4時45分 (受付開始:午後1時15分)

(対象)
社会的事業を実施または企画中の方(NPO法人、一般社団法人、市民など)
ソーシャルビジネス支援に関心のある金融機関担当者や士業の方

(定員)50名(申込先着順)

(参加費)500円(税込)

(会場)トモスみとビル 3階 セミナーホール(茨城県水戸市大工町1-2-3)

(主催)いばらきソーシャルビジネスサポートネットワーク
(構成組織:日本政策金融公庫、茨城県行政書士会、水戸商工会議所、認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ)

(後援)茨城県(予定)

(助成)一般財団法人 茨城県労働者福祉基金協会

※イベントホームページ http://www.npocommons.org/topics/sb-support.html

NPO法人なんですが、融資(お金)の話です。
事業を安定して継続していくためには、もっとも必要な課題ですよね。
興味のある方は、是非ご参加ください。

そして、会場で声かけてください!

ソーシャルファームジャパン in つくばに行ってきた。

10月につくばで行われたソーシャルファームジャパンに行ってきました。

ソーシャルファームというのは、日本では最近になってよく聞くようになってきが、世界ではもっと早くに広がり、認知されてきたモデルのこと。

1970年代にイタリアのトリエステにて、精神病院入院患者が病院職員と共に地域で就労する施設が設立されたことが始まりで、それから世界各地へと広がっていった。

ソーシャルファームの概念や取り組みは世界によって意味が多少異なっている。ただ、就労が困難な人と健常者が同等の条件でともに働き、同等の賃金を得ているというのがその要素だと思う。
ソーシャルファームの基準については、法律を定めるなどの国によって基準を定めていることもあり、とても差があるみたいだ。
また障害のある方の場合は、程度に応じて助成金が支給される国も多いらしい。

日本でも少しづつだが事例が出てきて、ソーシャルファームジャパンも発足されたが、認知度はまだまだ低いのではないかな。
少しづつ増えてきたけど、日本でのソーシャルファームは障害分野でいえばA型になるのかなと思う。他の形ももちろんあるけどね。
保険給付が出てる分、海外よりはメリットがある部分もあるかなと。

今回のイベントで感じたのは、どのような状況であれ、就労に困難がある人(障害がある人)と健常な人が共に働き、同等の条件と賃金で就労していくっていうことが世界的に求められているし、国によって取り組みが違えど、目指しているところは同じなんだと感じた。あたりまえのことなんだけどね。

それと印象に残ったのが、ソーシャルインパクトボンド(SIB)という取り組み。
社会的コストを低減する、行政が未だ実施していない事業を、民間投資によって行い、行政がその成果に対する対価を支払う社会的インパクト投資モデルのことを言う。
SIBは事業が失敗するリスクを行政機関から投資家へ移転する仕組みから、リスクはあるが高い効果を見込める新しい事業を大規模に実施する前に、実際に効果があるかどうかを確認する目的で行われる実証実験に適している。

この取り組みは日本でも広がってきていて、NPO活動の事業活動に対する費用対効果を図り、助成金や投資等、支援先や団体の選定等にも大きく影響すると思う。

SIBは以前から知っていたので、どうにか自分の事業にも当てはめていきたいけど、なかなか自分の理解力では難しいのだ。

仏ジャルダン・ド・コカーニュ創設者 ジャン・ギィ・ヘンケルさんと。

そして、ヘンケルさんの話。

お金を寄付する人たちは中流階級が多い。
フランスや欧米では。所得が低い人たちも出している。
寄付を集めたいならお金を使わなくてはならない。
人材やキャンペーンなど。
そのような取り組みがこれからは必要と話していた。

それとコカニューインベスティメントという取り組み。
100ユーロの株券を購入すると7年間は無配当、その分税金が軽減される仕組み。
このようにNPOの活動自体も株券を発行し税金への反映等、行政を巻き込むような取り組みも必要だって話していた。

そして自然薯クラブの見学にて。

うちは利用者の就労を目指しているし、そのような活動が中心だ。
しかし彼らは主体性を重視し、働くこともするが芸術活動にとても力を入れている。
芸術活動以外での社会との接点は少ないように感じたが、そのような才能のある利用者にとっては理想郷だと思った。

太鼓や踊り、絵などの創作活動は鳥肌が立ったね。

自分とは目指すとこが違えど、代表が描いている未来は自身の信念にぶれずに活動しているのが見て分かったように感じる。

信念は違えどその信念と取り組みには敬服です。

いろいろなイベントなどに参加して思うけど、すごい代表や事業所はたくさんあるし、目指すべきところもまだまだ高い。

これからも楽しくなるね。ワクワクだ。

SSWD2016に参加して。

先日、SWSD2016に参加してきました。

2016 ソーシャルワーク、教育及び社会開発に関する合同世界会議 (Joint World Conference on Social Work, Education and Social Development 2016) というもので、詳しくは下記のリンクを見てください。

http://www.swsd2016.org/jpn/index.php

この存在自体知らなかったのですが、友人からの紹介で一緒に行かせていただきました。

場所は韓国。
中学の時に行った以来だからな~、懐かしい。

ホテルからの風景。

ホテルの部屋。
キッチンや洗濯機もあって長期滞在向けです。
値段も手ごろでいいとこでした。

会場の様子。

江南区の夜。

韓国と言ったら焼肉。
3泊したからね、めっちゃ食って飲んででした。

夜の街の体験ということでクラブにも侵入。
友人の誕生日祝いも兼ねて。

会場内はwifiが飛んでるので、こんな感じでデスクワークも。
真面目な写真が少ないので…。

これは3日目の晩餐会。
国際色豊かで楽しかった。
ほとんど喋れないけど名刺交換もしました。

会場で記念撮影してたから、近づいて行ったら壇上に挙げられました!

以上。

・・・。

振り返って記事見ると中身がないね。

一応今回のイベントについて軽く説明です。

社会的保護、貧困 、健康及び精神健康 、人身売買、暴力 、人権 、児童福祉、障害、両性平等 、高齢化、、労働、教育及び訓練、災害及び環境変化、社会福祉の実践、地域開発 、社会的行動 、国際ソーシャルワーク 、安全、企業の社会的責任、人的サービス技術などなどの様々な学術セッションがあり、自分の興味のある分野に参加するというもの。

日本語で聞けるものもあるけど、ほとんどが英語でした。

もっと英語ができたら、かなりの刺激になるものだと思う。
ということで、英語を勉強します。

見えにくい障害。

見えにくい障害ってどんなものだろうか?

うつ病に代表される精神障害。
最近、話題になってきた(顕在化してきた)コミュ障などの発達障害。
適応障害、パーソナリティ障害、性同一性障害、薬物・アルコール依存などなど。

他にもあげればたくさんあるが、見えにくいからこそ生きづらさを感じている人はたくさんいる。

先日、茨城県精神障害者支援事業者協会主催の講演会に参加してきました。

松本ハウス講演「統合失調症がやってきた」

んっ、松本ハウス…。
この人たちを知っている人もいるのではないだろうか?

松本ハウスは、1991年に結成した日本のお笑いコンビで、『タモリのボキャブラ天国』、『電波少年』などのテレビ番組で活躍していたが、加賀谷の病気療養を理由に1999年(平成11年)に活動を休止しました。

懐かしいね。なんとなく、見た覚えがある。

左の人、ハウス加賀谷はこの時すでに精神病(統合失調症)に苦しんでいたらしいです。
見えないよね…ほんと。
ちょっとおかしい人かと思ってたよ。

そもそも統合失調症とは何なのか?

統合失調症は、幻聴、幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患。それに伴って、人々と交流しながら家庭や社会で生活を営む機能が障害を受け(生活の障害)、「感覚・思考・行動が病気のために歪んでいる」ことを自分で振り返って考えることが難しくなりやすい(病識の障害)、という特徴を併せもっています。
みんなのメンタルヘルスより)

講演で話していた加賀谷さんの印象的なエピソードとして、幻覚 or 妄想があった。

どちらかは分からないけど。

当時アパートに住んでおり、上の階であったが、隣のビルの屋上からスナイパーが自分の命を狙っていると思い、部屋の窓を避けて窓の下で這うように生活していたとのこと。
何をするにも窓から狙われないように、窓枠の下でご飯を食べるなどの日常生活を行っていたみたいです。

普通に考えたら信じられないよね。
でも、彼はそうしないとやられると思い必死だったとのことです。

TVを通しては全く分からない状況。
だからこそ気づかないし、ただおかしいと思ってしまう。
そういう状況なんて日常茶飯事ではないか?

人の悩みなんてわからない。

そうやって、何も気づかずに傷つけてしまっていることも多いのではないだろうか?
自分自身もよく考えていかないといけないなと思う。

今回の講演で特に印象に残ったこと。

当事者として支援者に求めることが「体験の共有。」と言っていたのが印象深かった。同じ目線で体験し、指導的になりすぎずにともに歩いていく姿勢が必要だと感じた。
これは、普段の関わりを含めて、おんらが村での毎月のイベントにも生かしていきたいと思う。

またこれまでは利用者との距離感は近すぎないよう指導されてきた。
でも、自分は違和感があったので、今は意識的に近づけるようにしている。
その方が短かで共に目標に歩んでいける気がしてたからね。

漫才や講演を聞いていて、松本ハウスも共に歩んでくれるキックの存在があったからこそ、乗り越えて今があるように感じた。
病気になってからも、変に距離を変えることなく友人として接し、「いつか再結成しよう。」という言葉を信じて、良くなった時に再結成した。

その絶妙な距離感が彼の励みにどれだけなったのだろうか?

共に歩んでいく姿勢。
個人的な感覚の差があるから難しいけれど、当事者もそういう関わりを求めていたんだって知って少し嬉しかった。

これからもより短かなサポーターとして関わっていきたいと思う。

ネタはどうかなと思ったけど話は面白かったです。

2015 R-SIC に参加して。

つくばの国際会議場で行われた「社会的事業の経営者・経営幹部」向けの招待制のカンファレンス、R-SIC2015に参加してきました。

昨年に招待されて、圧倒的な熱量と学びとつながりを体験しました。

今年は、地元の茨城県つくば市。そりゃあ、参加するしかないです!

1/10、11の2日間にて行われたカンファレンス、今年もその熱量とパワーに圧倒されっぱなしでした。

R-SICについては、こちら。 http://ridilover.jp/R-SIC/

イベント初日は、スタディーツアー。

今回がイベントで初となるツアーは10個に分かれていて個々が興味のある分野のツアーに参加して、参加者みんなでディスカッションをします。

スタディーツアーについてはこちら。
リィディラバの公式HPより。 http://ridilover.jp/

自分は、「ミッションをクリアせよ!まちなかユニバーサルツアー!」に参加しました。

ツアー先団体: i-link-u

障害者と健常者の人間同士のもっと自然な文化交流を目指し、アイマスク、耳栓状態で街や施設内を歩きながら、街中にある障害を見つけ、それをクリアするために私たちができることを考えるというものでした。

内容は、身体障害者の疑似体験として車イスにのる。

視覚障害者の疑似体験としてアイマスクをつけるという体験をすること。

そしてそのまま街へ出て、コンビニでご飯を買ってくる、アイマスクで御飯を食べる、またショッピングセンターでそれぞれの障害の実際のバリアとなっている障壁を探すというミッション。すごくゲーム感覚なんだけど、当事者の気持ちの理解やバリアとなっている障壁を自分ごとのように考えられる体験的なツアーで、その後のアクションにもつながる素敵な試みでした。

みんなで記念撮影。

この体験は福祉大学でやってたんだよね。

だからやってみて懐かしかったし、久しぶりで楽しかった。車イスは何度も乗ってるから操作性も自信ある。車イスバスケもやったことあるしね。自分の車イスの腕を見せつけられたと思います(笑)

ただアイマスクはいつやっても怖い。

アイマスクして街に出ることを想像してください。
同伴者がいてもシャレにならんほど怖いから。

その状態ってやってみないとわからない。気持ちに寄り添ってみても分からない。でも体験することで一気に理解できるようになる。

この試みは健常者の方々の障害への無関心を大きく改善できる取り組みだと思いました。

そしてこの試みが、障害者が安心して地域で交流し暮らしていくためには必要だと思った。ハードだけではなくソフト面の改善として。
その詳しい内容は次回に書いていく。

スタディーツアーは素敵な学びと体験、つながりを作ってくれました。
楽しかったね。

そしてウェルカムパーティ。

様々なトッププレーヤーとお酒を飲みながら、話をしたりなど交流ができます。

2度目の再開。阿部さんと記念撮影。

そして2日目は様々な分野のセッションとクロスポイント。

予防医療について、地域での新しい教育モデルについて、NPOの今後についてや、ジャーナリズムと公共性について、そしてクロスポイント。

幅広いけど、どれも興味がある内容で、どれも濃い話が聞けて楽しかった。

セッションはこんな感じです。

そしてCROSS POINT。

CROSS POINTは社会的事業アイディアのプレゼンテーションの場で、8名の方が壇上でプレゼンテーションを行い、著名投資家や出版・メディア関係者などが審査を行い順位を決めます。

どのプレゼンも良かったが、次の2つはとても印象的。

・シニアのスマホデバイド解消~スマホ茶屋~NPO法人シニアSOHO世田谷
 代表理事 山根明
81歳という高齢ながら事業をしっかり組み立て、展開をして行くのも当事者の強みを生かせばスムーズ進めていけるんだろうな~って感じた。プレゼンもしっかり笑いをとっていくところも上手かった。

・21世紀を生き抜く子ども達のための社会起業 AO義塾 (Edventure株式会社) 斎木陽平
この人は忘れないですね。事業の内容は全然わからなかったが、彼が伝えたかった「狂いたまえ。」という言葉。深く胸に刺さりました。「狂え。」という言葉の意味もね。勢いのあるトークと熱量は今回一番だね。

そして、今回会いたかった湯浅さんと記念撮影。

この2日間、どれも楽しくてあっという間でした。

書きたいことはまだまだたくさんあるけど、長くなってしまうのでまとまりないけど終了します。

本当はプレゼンできるような事業を持っていければいいんだけどね。

それはこれからの課題だね。

ホリエモン講演会でのお話。

堀江貴文さんの講演会に参加しました。
凄く良かったな〜。

前に聞いた時より、聴衆も参加させて楽しい講演でした。

質問をバッサリ切る場面もあったけど、質問内容が良くないよな… σ(^_^;)
それでも丁寧に答えてたから、さらに好感です。

「1歩を踏み出す勇気」を分かりやすく説明してくれていたけど、分からない人には届かないんだろうな〜と思う。
「でもさ〜。」「だって…。」とか失敗することを恐れたり、守りに入ってしまったり。

子供の頃は、好奇心でいろいろ挑戦して、失敗してはまた立ち上がってを繰り返してたんだと思うけどね。これはみんなそうなんじゃないかな。

でも、大人になると臆病になる。

社会とか世間とか会社とか友達とか、いろんな目を気にして、挑戦することを諦めてる。それを協調性の弊害だと語っていた。

周りに合わせることで自分の立ち位置を把握して安心したり、変な仲間意識で守ったりする。それは自分を守りたいんだろうけどね。

協調性が強ければ強いほど、同調圧力に変わっていく。

だから、自分の心に正直にやりたいことやろう。
そして、常に変化を意識して、考えていこうって話だった。ような気がする…

「一歩を踏み出す勇気」は変化に慣れることが大事。

みんな毎日の食事でさえお決まりになっている。
だから思考停止になってしまう。
毎日の生活に変化をつけて常に考えるようにしていくこと。
そのためには、「今日の夕食で今までに食べたことない物を食べよう。」って問いかけた。

まず食べたことない物について考える。そして作り方を考える。
食材を考え、他のおかずについて考える。などなどね。
いつもと違うことすると考えることが増える。
そうやって常に考えることで、脳も活性化するんだろうな。

それに生活に変化を取り入れていくと、変化してあたり前だから柔軟になる。
突発的なことにも、すぐに脳が考えて行動に移せるようになる。
すごく大事だね。

それとお金と友達の話。

貯金とか保険とか特に意識して生活しているのは、お金しか信じれないから。
まあ、老後の貯金はある程度は必要と思うけどね。
お金を残すより、友達を作りなさい。
友達は助けてくれる。
だから、毎月一人新しい友達を作ろうとのことです。

人財だね。人は財産ってことだ。

まとまんないけど、おしまい。
勝手な感想でした。

履歴書は見ないです。

8月26日に行われた、アイエスエフネットグループ渡邉社長の講演会に参加してきました。

アイエスエフネットグループは、25大雇用として社会的に困難のある様々な方を社員として雇用し、ビジネスとしての利益を上昇させている会社です。

まあ、詳細はホームページを見て。 http://www.isfnet.co.jp/

講演内容を聞いて、雇用のあり方全てに考えさせられる内容でした。
トークも上手くて笑えるし、噛み砕いた説明がわかりやすく身に染みました。

凄いな~と思ってのは、履歴書見ないで採用するんだって(笑)

その人の特性に合わせて事業を作っていくとのことです。

障害のある方もたくさんいるらしく、こっちから見たら軽度なんじゃないのって思うけど、その人の状態も話してて重度の方も多いから驚いた。

障害のある方の面接のときの話の例。

脳性麻痺の障害者の面接の時に母親も同行で来ていた。

「この子はトイレ介助が必要なんです。働くことができたら、ボランティアでトイレ介助しに来ます。」

そう言われた時に、「あなたも雇います。その代りみんなのトイレ介助をお願いします。」

その後、母親も雇用されてトイレ介助の必要な障害のある方の支援を行っています。

能力に合わせた仕事を作っていく。上手だな~と思った。

まあ、ある程度大きくないとできないことだと思うけど。

行っている事業に最大限能力を発揮できる人材を雇う。

正反対だよな。

普通は後者が多いんだと思う。
うちも後者。

スタッフは、1番出来そうな人を採用していく。
事業の発展を考えれば当たり前のことだよね。

でも、人材の能力に合わせた事業を作っていく。それで発展させていく。
とても非効率に見えて、長い目で見れば効率が良いのではないかな~とも思う。
利益が出る事業がどんどん増えていくんだから。

まあ、そう上手く行くのはなかなか難しいと思うけど、自分もそんな風に作っていけたらな〜と思った。

利益を追求して、効率化を図り、最大限の無駄や経費を省いていく。
事業を継続していくには最も重要。

でも、これまで無駄として省いてきたことにどれだけ向き合えるか?

日本は十分に成熟している。
その中で無駄を省いて効率化してきても限界がある。

そろそろこれまで無駄と省いてきた部分に目を向けてきても良いのかな~と思う。

その中の1つに障害者の就労問題がある。

できること、できないことの振れ幅は大きいから、様々な仕事をこなすことは難しい。コミュニケーションも劣っているかもしれない。でもできることに振れた時は、普通以上にできることもある。

「まず人を雇い、その人に合わせた仕事を作る。」

この言葉に深く感銘を受けました。

就労支援で働く福祉士より、福祉士であり、素晴らしい経営者だと感じた。

誰よりも強みや弱みを理解し、特性に合わせて就労支援している。

しかも一般のステージで。
なかなかできることじゃないよな。

自分は初めて勤めた作業所で、利用者さんの工賃があまりに少ないことに驚愕した。
内情はどこもいろいろあるだろうけど、どうにかならんか考えてた。

そして思ったのが、「自分が会社を作って雇えば良いんだ〜。」って、25才の若輩ながらに考えてたっけ。でも、そのまま働き続けたことで、その時の気持ちが風化して、できないよね、少なくてもしょうがないよねって、少し思い始めてしまっていたのかもしれない。

原点に帰らせてくれるそんな話だった。

その時の想いをリアルに作っていくのも、これからの課題だ。

彼らができないんじゃなくて、彼らの特性を見抜き、特性を生かせない自分の力不足なんだって痛感した。

それをできる人がいる。
ということは自分もできるかもしれない。

村を作ったら、誰か一人でも良いから、その人に合わせた事業を一つ作る。

それを目標に加えよう。もちろん利益が出るような形でね。

そうね、やるしかない( ̄^ ̄)ゞ

廃校プロジェクトと村構想。

【2015/2/14  投稿】

稲敷市自立支援協議会研修会にて、法人の事業所紹介とグループワークをするはずなのに夢を語ってきてしまったという話だ。

この研修会での登壇は、まだまだ法人・事業所設立後まだ間もないということもあり、良い機会だと思い受けさせて頂きました。

みんなの前でのプレゼンはまだまだ慣れないことなのでとても緊張したよ。

時間も押していたので、言いたかったこともだいぶ端折ったし。
それに、言うことを暗記していこうと思ってたんだけど、全然覚えられなかったという始末。
グループワークについてもそう。
司会とか、場をうまく盛り上げて良い話し合いを促すのも苦手だし…。
反省点ばっかりなのであった。

みんな意見を出し合って、楽しくやってくれてたから良かったけどね。
結果としてはまあOKかな。


今回伝えたかったのは、SMSCの今後の構想だ。


構想の根幹は、イタリアのトリエステという地域にある地域精神保健サービスをモデルにして、そのサービスを廃校を利用して作るということ。

日本の精神医療は、長期入院患者の地域移行が喫緊の課題の一つ。
2004年に厚生労働省より示された「精神保健医療福祉の改革ビジョン」に、「入院医療中心から地域生活中心へ」という施策を今後10年間で推し進めていくことも明記された。

しかし、入院の必要がない社会的入院者は7万人くらいいると言われている。

モデルにするイタリアは、1970年代から1990年代かけて精神科病院を徐々に縮小しほぼ廃止した、 文字通り「入院医療中心から地域生活中心へ」というパラダイムシフトを成し遂げた国として知られているところだ。

サポートする仕組みとして、グループホームや就労の場、精神科病床数の少ない総合病院、24時間対応の精神保健センター、自助グループのスペースや工芸工房スペースなどもある。

それらのサポート体制と仕組みを廃校を利用して作りたいということ。

それを伝えたかった。

アウトプットすることで、自分の目的が明確になり、また決意表明になる。
もっとPASSIONを伝えたかったんだけどね。伝わったかどうか(笑)

まあ、言えただけども良しとしよう。

ちなみにこんな感じだ。

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まだ、決定じゃなく途中段階の村構想(地域福祉)。
これをコスト面や運営方法など考えながら、廃校へと落とし込みたい。

詳しくは、また今度書いていこうと思う。

R-SIC に参加して。

12月の11日、12日に京都で行われるR-SICというイベントに参加してきました。

日本で唯一の社会的事業のプレイヤー向け招待制カンファレンスとして2013年にスタートしたイベントみたいです。

今回招待して頂いたので参加しました。
内容はこちら ⇒ http://ridilover.jp/R-SIC/

2日間のセッションでしたが、早かった。
あっという間に終わりました。

運営者、登壇者、参加者の熱量が半端ないですね。

自分の存在がちっぽけに見えるよ。
でもね。それは良い意味で。

特に強く感じたのは、若い世代で(新しい世代20代くらい?)社会的な問題を考えるプレーヤーが増えているっていうこと。

社会的な問題の改善をちゃんと事業に落とし込んで、企業としての利益を考えながら、問題の解決と維持繁栄を模索して戦っています。

福祉は、この領域だよね。
特定分野は公的資金があるから考えなくなってるように思うんだよな。
金にならないけど、やらなくちゃいけない他の社会問題とか知ってると思うんだよね、たくさんの人が。
もっと積極的に社会福祉法人とかがやらなくちゃいけないんじゃないのかな、ほんとはね。やらんと思うけど。

それだけ、この業界も既得権益や利益重視だってことだ。

経営を考えれば自分もわかるけど、安定したものに行きがちだし、イノベーションを起こそうとはしない。
事業として大きくなればなるほど、内部としてのやるべき仕事が増えてくる。
書類関連の雑用とか、起案や手続など上まで持ってくのに手間かかるし。
他にもいろんなことがありすぎて、やる気にもならない構造も多いと思う。

自分もそうだったからな。

何か新しいことやろうとすると、めっちゃ手間が増えて評価もされない。
どの支援がどのように利用者に反映され利益がもたらされたか分かりにくいからね。
いろんな人といろんな支援が複合的に行われるから。
どれが効果をもたらしているか?分かりにくいのもあるよね。
利用者さんの特性によっても変化するし。
それでもやろうとしなかった自分は、まあ何とも言えないのかもしれないのだけどね。

だからこそ、自分で起業して何か変化を促せないか活動してきた経緯がある。

自分の住む田舎では、若くして起業する人はまだまだ少ないんだと思う。
32歳でも若く見られるよね。
都会では大学生が起業する時代でもだよ。
すごいね~、頑張ってるね~と褒められる。
たいしてできてもないのに、図に乗ってくる。悪循環。(俺だけかもしれん。) 
32歳で叱ってくれる人を失った。
そのため、自分自身を律するためにどうするか考えないといけない。

それで考えたのが、すごい人たちに会いに行くことだ。
そうすると、自分がどれだけできてないか再確認することができる。

今回のR-SICでは、その再確認が最大限にできたと思う。
ビジョンやミッション、戦略や手法などまだまだ考えなくてはいけない。

一番すごいと感じたのは、プレゼン力。
自分の事業の魅力を効果的に伝えられるか?
この部分は、福祉関係者は特に弱い部分ではないかと考えてる。(自分を含めて)

障害者のことをみんな知らんでしょ。

どれだけ歴史があるか?
遡ると、聖徳太子が建立し現在もその名が残る「悲田院」などの救済施設があげられる。
1975年、国際連合は身体障害及び精神障害に対する「障害者の権利宣言」を決議。
同宣言では「『障害者』という言葉は先天的か否かにかかわらず、身体的または精神的能力の欠如のために、普通の個人または社会生活に必要なことを、自分自身で完全、または部分的に行うことができない人のことを意味する」と定義された。
現在は、障害者総合支援法が始まり、地域のいたるところで障害福祉サービスが始まっている。

でもほとんどの人が障害者を知らない。
だからこそ対応に困っている。

試行錯誤して伝えようとしてきたのかもしれないけど、でも伝わってないならそれが結果。それを変えていかないといけない。

それと、寄付金だってもっと集められる。
特に考えてないうちだって、そこそこ集まる。

もっと積極的にプレゼンして、資金を集めて事業に消化し、結果を出していけるんだと思う。
その部分をもっと強化していかないといけないと強く感じたかな。
広報だよね。

来年からは特にその部分を強化していこうと考えてる。見せ方ね。

今回参加していたような人たちが、この業界に参入してきたら面白いんだろうな。
すごく期待!

話は変わるけど、 今回ある方と、なぜ福祉はダサいのか?って話で盛り上がった。次はそのことを書いていきたいと思う。

福祉関係者の皆さん、マジで儲ける気あんの?

先日、ヤマト財団が主催する障害者の働く場パワーアップフォーラムに参加してきました。

助成金などを活用して利用者さん(障がい者)の工賃(給料)アップを目指して活動している数団体の方の話がありました。

前にも一度参加したことあるんだけどね、ここに来るとパワーもらえるんだよな。

成功している事業所と代表の方々の想いと活動内容、凄すぎるんだよな。
まだまだレベルが違い過ぎる…

みんなが一貫して言うことは「儲ける」ということ。

利用者さんにお金を払うということは、当たり前のことなんだけど、ビジネスをするということ。
ビジネスをするということは儲けるということなんだよね。

福祉の作業所(A、B型など)で、儲けるということに真摯に向き合っている事業所がどれだけあるか?
福祉というお情けで仕事していないか?

手作り感たっぷりの手芸とかクッキーとかまあいろいろ… 

製品価値をどれだけ高めているか?

ビジネスの世界は、その道のプロが凌ぎを削って生き残りをかける。
その場所で戦い、儲けて行く意識をどれだけ持って活動して行けるか?

厳しいよね、実際さ。
新しいことをやるのにどれだけリスクがかかるか?

とてもお金がかかる…。

それに投資した分の利益があるか分からないし、その費用も回収出来るかさえ分からない。
ハンター試験(漫画)の先が見えない暗いトンネルをず〜っと着いて行かされる感じ。

先が見えない…

その立場に立った方なら分かると思うんだけどな。

でもね、工賃を上げるということはそこで成功させていくしかない。

ゆめコーンを作り、最高のトウモロコシを販売する。
それを利用者さんの夢につなげていく。

もちろん他にも考えることはある。

理想は生活保護を脱出させて、一般企業で働くということ。
もしくは、自分の給料で生活していけるようにすること。
そうなったら、地域社会に与えるインパクトは大きい。

そうやるしかない。
イイね。

パワーもらった。

儲けていくよ。

「福祉なのに儲けやがって」って思う方もいるかな(笑)
語弊がないように言うけど、工賃アップのために儲けます。

頑張るしかないな。