先月より、SMSCの新たなサービスとして「生活、仕事を支えて自立を目指す。その人の「未来」を創る仕事。」~ 精神保健福祉士になる旅 ~という仕事旅行の提供を開始しました。

そもそも仕事旅行って何?
仕事旅行は、普段の生活で経験することのない、見たことのない仕事を見たり、体験することで、さまざまな仕事を知るためのきっかけを提供してくれるのが『仕事旅行』です。
株式会社仕事旅行社という東京の会社が運営するサービス。
こちらがリンク。https://www.shigoto-ryokou.com/
SMSCの仕事旅行紹介ページがこれです。
https://www.shigoto-ryokou.com/detail/543
そもそものきっかけは?何で始めたのか?
仕事旅行者の方がSMSCのホームページを見てくれて、職業体験企画をしませんか?とメールで問い合わせがあったことから始まる。
仕事旅行のホームページを確認して内容を見てみると、とてもオモシロイ職業体験の企画ばっかりなので、これをうちがやったらオモシロイかもって思い返信する。
その後もメールでのやりとりを行って一度スカイプで話しあった。
という感じでやり取りを続け、3月より企画のテスト体験を開始する。
テストを無事終えて、4月から正式リリースって流れで今ここだ。
そう、メールでの問合せがあり、オモシロそうだから始めただけなのだ。
しかもお気づきの人もいると思うが、仕事旅行社の方と自分は一度も会っていない。
見たこともない。
なので担当の人がどういう人かは、FBの情報程度。
もちろん顔もFBのプロフィール写真で知っている程度だ。
ネット社会だ。
「ハッ、ハッ、ハッ~。」
今の時代は、会わなくてもビジネスが始まるのだ!
最近の会社はこういうところが多い。特に東京ね。
スカイプ面接っているのも普通にあるし。
ネット空間で行われるんだけど、それがそのままリアルになる。
最初はビビったけどね、今はもう慣れました。
しかしビジネスのスピードは速いもんだ。
話がそれてしまったな…。
やってみてどうか?
最初は「どう運営しようか…。」って戸惑ったけど、体験者の人柄や温かい言葉に恵まれて、今は楽しく運営しています。
【体験者の声】
精神障害者との壁を低くする旅
精神障害者と普段の生活ではなかなか接する機会がないので、心理的な距離がありましたが、実際に話してみると、彼らを障害者として社会から隔てる必要のある人だとは思えませんでした。 本当の彼らを知らないで、勝手に近寄りがたい存在にしているのは社会の方なのかもしれません。 また、根本さんをはじめスタッフの方々が丁寧に対応してくださるので、あまり身構えず参加できる旅だと思います。
女性 づか
いいコメント。素敵!嬉しいね。
こういう声を聞いて改めて感じるのは、障害のある方と共に活動したり、体験したりするという経験は、偏見や差別を減らしていくということ。
人は他から聞いた悪いイメージを大きくさせてしまうもの。
知らないからね。悪いことはどんどん膨らんでしまう。
でも、自分で見たり、体験するとイメージがガラッと変わる。
「百聞は一見に如かず」
知るということが、学びにとって必要だし、偏見や差別を減らしていくことにつながる。
なので、うちとしては普及啓発の事業でもあるんだなと思う。
仕事旅行の体験スケジュール及び内容
11:00 | おんらが村集合 | |
オリエンテーション | 1)参加者自己紹介 ・自己紹介 ・興味を持った理由/持ち帰りたいこと | |
仕事の説明 | 1)精神障害者の現状と課題について ・現状 ・課題 2)精神保健福祉士の仕事と役割について ・仕事の種類・仕事における役割 3)SMSCの活動について ・福祉サービスについて・生活困窮者支援について ・自殺対策について 4)本日のスケジュールについて | |
12:00 | 働き方の話(ランチ休憩) | 1)この仕事に就いた経緯・理由 2)働き方で大切にしていることやこだわり 3)この仕事の醍醐味や楽しいところ ※お弁当をご持参ください。 |
13:00 | 当事者とのグループワーク | 1)当事者の話 ・当事者を交えて、症状や経緯、生活面などの話を聞く |
13:40 | 活動への参加 | 1)就労支援の体験 ・当事者とともに作業を行う。 |
15:30 | 旅のまとめ | 1)旅の感想・質問タイム 2)記念写真 3)今後したいこと(根本さん) |
16:00 | 仕事旅行終了! |
SMSCとして仕事旅行に取り組む意味
① 障害者理解のための普及啓発活動
② 偏見や差別の減退
③ 精神保健福祉士の仕事の理解と魅力の啓発
④ 利用者さんの賃金UP
(実は売上は利用者さんの工賃です。うちとしては一石四鳥の企画なのである。)
参加するメリット
① 障害についてのリアルな学び
② 障害者施設の運営と実際
③ 1人1人の生活と課題を知る
④ 社会問題について知る
特に、身近に障害のある方や精神的に悩んでいる方がいる。
施設のサービスを生で見たい。
サポート方法について知りたい方には、おススメの企画です。

あなたの知らない世界へ。トリップしてみませんか?
お待ちしています!
精神保健福祉士になる旅 –
生活、仕事を支えて自立を目指す。その人の「未来」を創る仕事。
https://www.shigoto-ryokou.com/detail/543
その他の体験者の声
福祉は社会を創るしごと
はじめて福祉のお仕事現場に伺いました。 資料もお話の時間もたっぷりとって頂き、まったく異業種の私でも業界のことや仕事のこと、分かりやすく教えてくださいました。 利用者の方とのグループワークの時間もあり内容が充実していました。利用者の方々が前向きで明るい!そしてスタッフの皆さんが利用者さんとのコミュニケーションを楽しまれている様子が印象的でした。 利用者さんの仕事を契約してきたり、新しく生み出したりと初めて知った福祉の現場はとてもクリエイティブでわくわくしました。 さまざまな背景をもって集まる利用者さんの個性と成長を大切にされている組織と感じましたし、みなさんがその思いを共有されているように思いました。 思いに共鳴する仲間、人の役にたつ仕事、 恥ずかしながらよく見るこの字面だけではなかなかピンと来ていなかったものを体感させていただいた旅でした。
女性 ささえみ
貴重な経験をさせて頂きました。
最初は緊張しましたが、理事長の根本様や他のスタッフの方達が気さくに接して下さったので、1日中楽しむ事が出来ました。 当事者の方達とのグループワークでは、様々な辛い思いをされて来て、だけど、前向きに頑張っている方達を目の前で見られて、私も頑張ろうと感じました。 精神保健福祉士の楽しさだけではなく、大変さを着飾る事なく丁寧に教えて下さったので、福祉の仕事を知れる良い機会だと感じます。 今回の仕事旅行で、他の仕事も見つつ、精神保健福祉士等の特に精神障害を抱えている方達に寄り添う仕事も転職の選択の1つにも入れる方向で考えております。 理事長の根本様、他のスタッフの皆様、お忙しい中、時間を割いて下さり、本当にありがとうございます。
女性 ごとゆか
もっともっと
語弊があるかもしれないが、SMSCはベンチャーに似ている。 リスクを取っているのでパワフルさがスタッフにあるし、その影響は利用者さんに伝わっていると感じた。 ここでいうリスクは精神保健福祉士や精神障害者を言葉でしか知らない人へ、このような場を提供していること。 それは仕事旅行体験者がどう受け取るか分からないということ。 そんな中あることをただ、あることとして発信しているオープンさにすごく感動があった。 体験することに迷いがある方は、とにかく飛び込んでみて欲しい。 そして、体験を発信して欲しい。 1人でも多くの方が精神保健福祉士や精神障害者と言われる方に触れてみることが、何よりも今に違いをつくる方法だと思う。 体験して本当に良かったと思う。
男性 suminaoya
精神保健福祉×地域連携への熱いビジョンに触れる旅
精神保健福祉×地域連携に向けて新しく始動したばかりのプロジェクトやNPOの強みを活かした地域連携や信頼関係の構築など、ここだからこそ聞けるお話をゆったりと時間をとって聞くことができ、充実した1日となりました。 精神保健福祉の業界を知るうえで、参考になる書籍やDVDも紹介していただき、旅を終えた後も学べる機会を得ることができて満足しています。 また、利用者さんたちと共に作業する時間を通して、徐々に打ち解けていく過程を楽しめるのもこの旅の醍醐味です。 福祉の業界に関心がある方だけでなく、社会課題の解決に向けて、地域の人を巻き込みながらプロジェクトをたちあげられるようになりたい人にとってもオススメの旅です。
女性 やま
生活支援の現場にあるもの
この度はお世話になりました。 “この旅で得たいものは?”…その目的意識がまだしっかりと形作られる前の状態でしたが、とても貴重なお話を伺うことができ、一つのきっかけになったように思います。 見学させて頂いた利用者の皆さんの作業風景、淡々とした作業をしつつ、自分の時間と向き合う日々を積み重ねることで、きっと先の何かに繋がっていくのだろうなと思いました。 市との連携事業の取り組みについてもお話を伺い、福祉でできること、のイメージが広がったように感じます。ありがとうございました。
女性 im
あるがままで当たり前
通常、部外者を受け入れにくい業界で受け入れて下さりありがとうございました。しかも、いたって自然体で いつも を感じられました。見えない壁を作っているのは人でしかないと思います。ニュートラルな気持ちを拡散していきたいと思います。
男性 タダシ
人がその人らしく生きていけるための「伴走」
「精神保健福祉士」のお仕事の現場を訪問し、根本様をはじめスタッフの皆様の社会に対する希望の実現に向かう前向きなエネルギーを感じました。グループワークと就労支援の体験では、利用者の方々がご自身の言葉で日々感じていることを沢山語ってくださったことが印象的でした。スタッフの皆様と利用者の方々の間の明るいコミュニケーションからは、温かさを感じながら、障害のあるなしにかかわらず安心して生きていける社会にするために自分のできることをしていきたいと改めて思いました。お忙しい中、貴重な機会をくださいまして、本当にありがとうございました。
女性 Lolo
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